新型コロナウイルス イタリアの死亡者は中国を超え世界最多に!
三連休明けとなる本日の日本市場は、比較的、落ち着いた推移を見せ株価を反発させる一日となっています。
現状で決めつけることは出来ませんが、日足では現行の水準が一旦の底という見方も浮上してきましたし、そろそろ”買い”を意識する投資家も出てきたのかもしれません。
また、日銀によるETFの買い入れも忘れてはなりませんし、特に前場に大きく下げた日は後場に大規模な買いに向かう可能性を考えると以前ほど強気な売り姿勢は維持できないのでしょうね。
そんな徐々に落ち着きを見せ始めた日本市場を尻目に、依然としてアメリカ市場は下げ止まりを見せず、先週末20日のNYダウ終値は前日比913ドルの1万9173ドルと大幅下落の一日でした。
日中のダウ平均CFDでは前日比900ドル安といった場面も確認されており、今夜も大幅続落の可能性が高いと見られますね。
最近では欧州で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻さを増しており、政府はその対応に追われています。
例えば、イタリアではこれまでに新型コロナの影響で死亡した人は5,000人を超え、スペインでは前日比で死者が30%増の1,720人に。
各国で市民の外出を制限していますが、ギリシャでは理由なく出歩いた場合は罰金を科すなど厳戒態勢です。
特にイタリアは発生源の中国を上回る世界最多の死亡者数が確認されながらもそのペースを崩しておらず、個人的に最も事態が深刻な国の一つとみています。
イタリアのコンテ首相は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、食品など生活必需品以外、全産業の生産活動を停止すると発表するとともに、「第2次大戦後で最も困難な危機だ」と語っており今後もさらなる感染拡大が懸念されます。
世界経済への影響を考えるとアメリカの感染状況が気になりますが、実態は欧州の方が深刻と見たほうが良さそうです。
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