フィリピンで初の試験開催【外国人労働者関連銘柄】
外国人就労を拡大する為に、日本が創設した新在留資格「特定技能」、その初めての試験が2019年4月13日にフィリピンの首都マニラにあるアテネオ大学で行われました。介護業種が対象で、受験の受付が始まった日に定員125名満枠に達したそうです。
試験の内容はパソコンを使って、介護の基本などを問う全45問と、介護に関する日本語能力を測る全15問に応える内容。受験者の性別では男性が43人、女性が82人となっており、受付開始日に即定員に達した事から、政府は当面の試験日程を急きょ増やしたそうです。
日本は昔程ではないにしろ、東南アジアの人々にとっては憧れの先進国、若者を中心に関心の高さをうかがわせますね。今後も試験を実施して行き、定員を増やしていく予定との事です。
フィリピンは元々海外で働く人が多い出稼ぎ大国で、1000万人以上が海外で働いているそうです。今後は新たな出稼ぎ先として日本は人気の国になりそうです。
2019年4月1日に施行された「出入国管理法」を改正した事で、人手不足が深刻な14業種で外国人労働者の就労を認める特定技能を導入しましたが、今後5年間で最大34万5000人の受け入れを見込んでいます。
主な対象国は、フィリピンを皮切りにネパール、ミャンマー、インドネシアなど東南アジア諸国が中心になる予定で、外国人労働者関連銘柄の中でも東南アジアに強いパイプを持つ企業、または現地企業や団体と提携を結んでいる企業などに注目が集まりそうです。
但し、今回の外国人労働者の在留資格の緩和に関しては、まだ東南アジア諸国で浸透していないようで、準備不足なども懸念されているようです。一部の国では悪質な仲介業者が出現しているようで、まだまだ課題は残りそうです。
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