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環境省が太陽光パネル再利用義務化・スイング注目株【6255】エヌ・ピー・シー

環境省が太陽光パネル再利用義務化・スイング注目株【6255】エヌ・ピー・シー

環境省が太陽光パネルの再利用義務化へ

環境省は太陽光パネル再利用を義務化する方針を固めたそうです。太陽光発電自体は、2012年に始まった固定価格買取制度(FIT)で急速に普及が始まりましたが、パネル耐用年数は大体20年程度とされていて、2030年頃から大量の廃棄が見込まれている状況でした。今回の義務化により、不法投棄を防ぐほか、資源の回収や再利用に繋がる見込みです。

太陽光発電の誤算、採算ライン割れが今後続出?

太陽光パネルの導入は(FIT)で進み、経済産業省によると2018年6月時点で、4037万キロワットと4年前に比べて3.7倍まで急増しています。買い取り価格は導入当初の1キロワット時あたり40円から下がり、19年度は14円と大幅減、今後は更に下がる見通しでパネル製造コストが下がっても採算ラインを割り込む可能性が高く、事業更新をしない家庭や企業が増加する可能性が高そうです。

環境省によると、現在の廃棄パネル量は1000トン程度ですが、今後の「採算割れ」などが増加すれば廃棄量もドンドン増加する見通しです。予想では、2025年には1万トン、2030年には3万トン、39年には77万トンまで増加する見通しとの事。

太陽光パネルは高性能なガラスや電子機器、また現在足りないとされる銀などの資源で出来ています。リサイクルせずに処分してしまった場合、年間230億~370億円相当の銀などの有用な資源が未回収になってしまいます。義務化する事で、資源の再利用を行うと共に、不法投棄などを止めたい狙いがありそうです。

スイング注目株・太陽光パネル関連銘柄【6255】エヌ・ピー・シー

時価総額:6,991百万円
年初来高値:448円(18/06/18)
年初来安値:215円(18/12/26)

エヌ・ピー・シーは、太陽光パネルのリユースやリサイクル事業も手掛けている企業で、太陽光パネル再利用義務化が正式に決定すれば、注目を集めそうな銘柄です。時価総額も低く、値動きの軽い低位株として短期資金が集中し易いのも良いですね。

ちなみに同社が出資するPVテクノリサイクルは2019年2月27日から開催される「資源リサイクルEXPO」で、太陽光パネルのガラスを他の部材と分離する技術を出展する予定との事。

世界中の機関投資家が注目する「環境保全」「リサイクル関連株」

特に昨年は世界的な異常気象が問題視された事で、世界中の機関投資家や大口投資家は、「環境保全」や「リサイクル」に関連した事業や企業への投資姿勢を強めています。

多くの機関投資家が掲げる「ESG投資方針」が正にそうで、定量的な財務情報に加えて「環境」「社会」「ガバナンス」の要素を考慮する投資手法が重視されています。

当サイトでも何度か取り上げましたが、「プラスチックごみ関連株」であったり、そういった取り組みを重視する銘柄は今後、数年に渡り大きく成長する可能性も高いと言えるでしょう。そういった長期目線での銘柄選定も一通りチェックはしておきたいですね。

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