日経平均急騰!米大統領選でバイデン氏有利が好感?
本日は朝からアメリカ大統領選に関する様々な情報が飛び交う一日ですね。
日本市場ではバイデン氏有利が好感されているのか、日経平均は寄り付きから一気に値を飛ばし500円超の上げ幅まで確認されたりと、やや荒い展開を見せています。
尚、ダウ先を見ると日本以上に荒い推移を見せていますから、開票状況に連動するかのように株価も変動しているのでしょうね。
気になる結果ですが、ブルームバーグによると「トランプ氏がウィスコンシンとミシガン、ペンシルベニア州でリードする一方、バイデン氏が優勢な期日前投票がまだ開票されておらず、今夜に最終的な勝利予測が出ない可能性は非常に高い」とのこと。
現時点ではバイデン氏有利が見て取れますが、実はトランプ氏の可能性は大いに考えられるため、翻弄されている投資家も多いかもしれませんね。
とにかく米大統領選という不透明感漂うビッグイベントを通過するだけでもプラスと受け止められそうですが、はたしてどうなるのか…。
ちなみに、上記画像を見るとバイデン氏が圧勝と思われそうですが、実は計算してみるとトランプ氏が巻き返していることが確認できます。
時間と共に開票率は進み、変動する可能性はありまが、あくまで現時点(14時30分頃)のデータを元に計算してみましたので興味のある方は参考にしてください。
アメリカ大統領選の仕組み
その前に、アメリカ大統領選の仕組みとして、各州にいる選挙人をどれだけ多く獲得できたかが勝敗を決めます。
選挙人の総数は538人で各州の人口に基づき割り当てられており、過半数に当たる270人以上を獲得で当選確定となるのです。
また、特徴の一つとして各州で最も票を集めた候補者が、その州すべての選挙人を獲得する「勝者総取り方式」を採用していることも忘れてはなりません。
例えば、最も人口が多い=選挙人が多いカリフォルニアの55人、テキサス州の38人、ニューヨーク州とフロリダ州の各29人であり、これらの州を制すると非常に有利に働くわけですね。
さらに歴史的に民主党が強い州、共和党が強い州がありこれらを覆すこと、そして両党の支持が定まっていない上に選挙人が多い州を制することが勝敗を左右します。
実はトランプ氏の圧勝が濃厚!?
さて、これらを踏まえた上で激戦州の状況を計算すると…
バイデン氏はアリゾナ11人+ミネソタ10人が加わり230人に。
一方、トランプ氏はフロリダ29人+ノースカロライナ15人+オハイオ18人+テキサス38人+ジョージア16人+ペンシルベニア20人などが加わり310人と圧倒的に優勢になります。
繰り返しますが、あくまで現状の開票状況から計算したまでに過ぎません。
特に日本のメディアの放送は妙にバイデン氏の優勢をアピールしている印象を受けますが、決めつけるのはまだ早いですね。
また、もしもバイデン大統領を期待してバイデン関連銘柄なるものを保有されている方は注意した方が良いかもしれません。
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