2度目の米朝首脳会談ベトナムで開催決定

2度目の米朝首脳会談ベトナムで開催決定

トランプ米大統領は2回目となる米朝首脳会談を2019年2月27日、28日両日にベトナムで開催する事を発表しました。膠着が続く北朝鮮の非核化へ向けた交渉が進展するかが最大の焦点となります。

トランプ米大統領は米議会の一般教書演説で「朝鮮半島の平和へ向けた歴史的な取り組みを続ける」とした上で、「たくさんやるべき事が残っているが、金正恩氏の関係は良い」と会談への意欲を表明しています。またトランプ米大統領は北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射を15カ月間行っていない事を挙げ、「もし私が大統領になっていなければ、北朝鮮との戦争で数百万人が犠牲になっていただろう」と主張しました。

開催地候補はベトナム中部のダナン

開催地を巡っては、ベトナム中部のダナンが有力視されているようです。ベトナムは北朝鮮の友好国の一つで、ダナンは2017年秋にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開催した実績もあるだけに有力視されています。ダナンはリゾート地としても近年人気のエリアだそうです。

2018年6月にトランプ米大統領と金正恩氏が会談後に署名した米朝首脳共同声明は「朝鮮半島の非核化」を目指す内容のものでしたが、米国側が北朝鮮に非核化を最優先で取り組むよう要求するのに対し、北朝鮮側は規制緩和を見返りとして要求するなど、協議は停滞を続けていました。

2回目の米朝首脳会談でどれだけの進展があるか、大きな注目が集まる事となります。昨年の米朝首脳会談開催時は【北朝鮮関連株】への物色人気が高まる事となりましたが、今回も関心が高まるかもしれません。

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