観光地などでシェアリング開始!!台湾で成功したビジネスモデルが日本にも到来か?!
2018年11月30日にホンダが原付2種の電動スクーター「PCXエレクトリック」を発売します。実はこのバイク、着脱式のバッテリーを採用する事で、場所を選ばずに充電出来るそうです。便利そうですね。
まず250台の先行生産をして、企業や官公庁を中心にリース販売を行い、使い勝手の情報収集を行うそうです。一般向けには2019年春頃から首都圏や観光地でシェアリングサービスやレンタルを開始する計画との事。
今回、ホンダが販売開始するバイクは、同社人気の125ccスクーターを電動化したもので、最大の特徴である着脱式のバッテリーはシート下に2つ搭載。1回の充電で約41キロ走行可能で、走行時の音は殆ど無く、最高速度は60キロ程。
バッテリーの充電方法は2種類あり、車体に繋がる電源ケーブルで直接充電する方法では約6時間掛かりますが、バッテリーを車体から取り外して専用充電器に接続する場合は約4時間でフル充電出来るそうです。
このタイプの電動バイクで注目されるのが台湾の電動スクーター最大手のGogoro(ゴゴロ)が展開しているビジネスモデル。バッテリーを利用者間でシェアする事で、シェアリングサービスなどを展開する成功例があります。ホンダはこのビジネスモデルを想定しているのかもしれませんね。
尚、Gogoro(ゴゴロ)が展開しているビジネスモデルは、台湾国内に750カ所以上ある充電ステーションで利用した着脱式バッテリーを差し込むと、充電済みのバッテリーと簡単に交換する事が出来るそうです。
台湾の二輪車市場で2位のシェアを持つヤマハ発動機は、ゴゴロ社と電動スクーターを開発し、19年夏から台湾で本格的に販売を開始します。ゴゴロ社の電動プラットフォームを活用する事で、同社の充電ステーションを利用出来るようにするとの事。今、このシェアリングエコノミーの波が日本にも迫って来ています。
シェアリングエコノミーとは、個人や企業が保有する遊休資産をシェア(共有)し合う仕組みの事で、自動車や今回取り上げた電動バイク、またオフィスであったり、スキルを有する人材であったり。
既に現在でも、自動車をシェアする「カーシェアリング」や自転車をシェアする「シェアサイクル」なども、首都圏や観光地を中心に急激に拡大しています。他にも2018年に法整備された「民泊」も「シェアリングエコノミー」に含まれる概念ですし、「シェアオフィス」「クラウドソーシング」なども含まれます。そう考えると、この分野はとても裾野が広いですね。
その中で、この電動バイクのシェアリングが普及する事となれば最初に必要になるのは充電ステーション。
シェアリングエコノミーの概念は現在もあらゆる分野に浸透を始めています。今後は「購入」するのではなく「シェア」するのが当たり前となる時代になるかもしれません。
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