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ブラジル・ボルソナロ大統領 新型コロナ陽性に!

ブラジル・ボルソナロ大統領 新型コロナ陽性に!

ブラジル・ボルソナロ大統領 新型コロナ陽性に!

今月6日、ブラジルのボルソナロ大統領は、発熱や咳など新型コロナウイルスに似た症状を発症したためウイルス検査を受けました。

そして昨日7日、検査結果は陽性と判明し、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

ボルソナロ大統領といえば、これまで経済活動を優先し、新型コロナウイルスを軽視していたことでも有名な人物です。

昨年1月、低迷するブラジル経済の再建を掲げて大統領に就任し、世界中で新型コロナが猛威を振るい続ける中でもロックダウンに反対したり企業にも自粛の反対を求めていました。

新型コロナウイルスを「ただの風邪」と軽んじたり、4月に国内の死者数が5000人を超えた際にも「それで?残念なことだ。でも私にどうしろというのか」など、様々な発言も話題に。

そして、ブラジルの感染者数は米国に続く世界で2番目となったのです。

増え続ける感染状況から国民も反発し、そして各自治体もボルソナロ大統領の方針を否定することとなります。

個人的に印象的なのは、ある知事による「ブラジルは2つのウイルスと戦っている。コロナウイルスとボルソナロウイルスだ」というコメントですね。

ただ、州や市が感染拡大防止策として進めた経済規制も長くは続かず、耐えきれずに経済再開へと動いたため、ボルソナロ大統領は「われわれが正しかったことが明らかになった」と改めて強気に。

その後も新型コロナウイルス軽視は続き、公の場にマスクなしで登場して裁判所から着用から命じられるが拒否権を行使するなど、何かと話題に尽きない人物です。

そして、今回感染が確認されたことをテレビインタビューで明らかにしていますが、「調子はとても良い」と話しています。

逆に自身が感染しても大した症状が見られないという実体験を武器にして、一段と経済優先&新型コロナ軽視の方向へと進むかもしれませんね。

ブラジルは貧富の格差が大きく、経済活動が止まれば仕事を失い、生活できない貧困層が多いのも事実です。

何が正しいと一概には言えず難しい判断であることに違いはないでしょうが、何かと話題に尽きない大統領であるだけに今後の動向にも注目したいと思います。

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