東京株式市場は、介入期待もあってか、日経平均株価は前場引け時点で、前日比+357.19円と反発しています。
人の行く裏に道あり花の山
大きな急落が起こる度、なぜか分かりませんが【人の行く裏に道あり花の山】という投資格言が浮かびます。
相場の世界では人と同じ事をしていては儲けることは出来ない。大きく売り込まれて総悲観になって誰もが買いたくないときに安く仕入れ、地合が良くなりドンドン株価が上がってまだまだ騰がると総楽観になって誰もが保有株を手放したくないときに売ると、投資は成功するという経験則に基づいた格言。
相場の原則は「大勢が嫌がる方向に進むもの」と経験から教わりました。その理由はポジションの偏りです。総楽観で皆が買いまくれば、ポジションは買いでパンパンになります。後を追随して買う人がいなくなりますので、いずれ下落するしかなくなります。総悲観もまたしかりです。
では今が底なのか?買い時なのか?ということなんですが、今回の英国EU離脱ショックの「底の深さ」は図り知れません。
いかにも買戻しが入りそうな局面ですが、それこそ皆と同じ考えであって、裏をかけばもっと下がるのでは?という見方も出来てしまいます。現在のセンチメントをひっくり返すような、よほどの出来事ががあれば別ですが、今回のEU離脱問題の余波が、どれほど広がるのかは全く想像できませんし、大きく戻ることも考えにくい気がします。
いくら、政府・日銀が介入を仄めかす発言をしても(実際に介入したとしても)、短期的な回復はあっても、その買いは未来の売りの肥やしになるだけで、中長期的には、もっと下落する可能性の方が高いんじゃないかと思っていますが、どうでしょうか。
ほんと予測の難しい相場ですねー。
人の行く裏に道あり花の山から思うスイングトレード手法
風向きが変わったら考えを改めるまで!ということで、中長期では「下降トレンド継続」という見かたは変えずに、この筋書きをベースにトレードを組み立てていけばいいかなと思っています。
上に行けば戻り売りが入るでしょうし、下に行き過ぎれば介入期待の買いが入りそうですから、結局は値幅の激しいレンジ、横ばい相場が続くとみています。狙い目の銘柄は、外部要因を受け難い、ディフェンシブ銘柄、内需株を中心に狙っていくのが王道でしょうか。
ただし注意しなければならないのは、海外でのリスク要因によって相場が大きく左右されています。東京時間外の出来事が相場に反映されますので、かなり持ち越しリスクが高いことは変わりません。
リバ狙いはチャンスでもありますが、場中に相場をあまり見れない方は、リスクを第一に考え、手を出さないのが一番だと思います。
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