アクアライン(6173) 9ヵ月間の業務停止で株価急落！
昨日のストップ安に続いて、本日も朝から急落しているアクアライン(6173)。
本日11時には「当社の一部業務に係る行政処分について」を発表したことで、反発する場面も見られましたが、結局、後場には再度売られて株価は580円付近を横ばいに推移する展開です。
【6173】アクアライン
アクアラインは「水道屋本舗」の屋号で水回りの緊急修理サービスを展開しており、自社サービススタッフを全国に配置しています。
そして「水道屋本舗」といえば、不適切な営業行為が確認され、消費者庁から業務停止命令等の行政処分を受けたと報じられ悪い意味で話題となりました。
正直、今回のニュースを見た時は上場企業とは知りませんでしたが、ホームページにはセールスポイントのように堂々と記載していたのですね。
そして、その”不適切な営業行為”というのも、前述の「当社の一部業務に係る行政処分について」では「当社が一昨年及び昨年に実施した3件の水まわり修理サービスが、特定商取引法に違反する」としていますが、国民生活センターには18年以降で計707件の相談があったとのこと。
少し調べてみると、色々なものが見つかります。
・公式サイトでは見積り無料、数千円程度の料金を提示しているが高額な契約を迫る
・直らなかったのに6万円弱請求された
・「トイレ部品が製造中止になっている。全部交換するしかない」などと虚偽の理由を告げて、30万円以上の契約を勧める
・30万円で便器一式取り換えろと言われたが、別の業者に聞いたら1万円かからなかった
・クーリングオフの対象なのに対象外と説明する
・一度成立したクーリングオフを何度も電話をかけてやめさせたりしている
他にも、クーリングオフを求めた客に対し「材料はすでに発注済みなので、材料費だけでも払ってもらえませんか」「見積書の裏にクーリング・オフができないと書いてるやろ。ちゃんと読んでもらってますか」「消費生活センターに相談してもかめへん。クーリング・オフができないことに変わりはない」「これからお宅に行かせてもらおか」などと、契約解除を妨げていたことが挙げられています。
多少のセールストークはあるかもしれませんが、修理費用の相場がわからないことに付け込み高額な費用を請求しているようにしか思えませんね。
特に最近はコロナ禍の影響から自宅で過ごす人が増え、必然的にトイレの使用頻度も高くなります。
そうなれば水回りのトラブルも増えるでしょうし、トイレが使えないとなれば緊急性も高いですからやり方が悪質です。
営業が再開された際には改善して健全な運営をしてほしいものです。
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