YE DIGITAL(2354) 教育ICTに注目で今後に期待?
酸素バルブのハマイ(6497)は昨日に続いて本日も株価を急騰させていますね。
前場早々にストップ高となる1,344円をつけて以降、その後も高値圏で推移する展開です。
一方、同じくバルブ関連である宮入バルブ(6495)は、寄り付き直後こそ強い反応を見せたものの、その後は売り物に押される展開に。
両社の違いはわかりませんが、市場ではハマイの方が本命視されているということでしょうか。
尚、医療用酸素ガス関連として連日株価を急騰させていた大丸エナウィン(9818)や東邦アセチレン(4093)も本日は売り優勢に。
こちらは直近の連騰を考えると、そろそろ利益確定売りに押される場面だったのかもしれません。
ただ、これらは直近の急騰株であり当面は人気化する可能性があることから、本日の株価だけで判断せず監視しておくと良さそうですね。
さて、ここ最近は同じ話題ばかりが続いていましたが、本日、個人的に注目したのがオンライン授業やデジタル教科書などICT教育です。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、多くの学校が新学期を迎えます。
文部科学省は一斉臨時休校を求めてはいませんが、ただ感染力が強いデルタ株の影響から子供の感染者は増加しており、分散登校や短縮事業、オンライン授業に踏み切る学校も出ています。
また、首都圏の一部の市立小中学校では夏休みの延長および臨時休校とする学校も確認されているとのこと。
ほかにも昨日は、文部科学省が来年度の全ての小中学校にデジタル教科書を無償で配布し実証事業を開始する予定など、教育ICTに関する話題は頻繁に確認されています。
最近で同関連として、すららネット(3998)やチエル(3933)などが人気を集めていましたが、個人的に注目しているのはシステム構築のYE DIGITAL(2354)です。
【2354】YE DIGITAL
YE DIGITALは安川電機グループのシステム開発会社であり、システム構築と組み込みソフト開発が主力です。
最近ではDX(デジタルトランスフォーメーション)関連の一角としても注目されたことがあります。
そんな同社ですが、学校現場への不正な接続排除や有害サイトから守るクラウドフィルタリングサービスなど、学校向けのネットセキュリティー製品を手掛けており、保守や運用にかかる売上が発生する上、今後もIT化が遅れている高校など向けにも営業を強化していくとのこと。
前述のすららネットやチエルが直球の関連と考えると、同社はやや穴株的な見方として面白いかもしれません。
ただ、チャート面では今年1月以降、長期的な下落基調を続けており、テクニカル面ではお世辞にも良好とは言い難いです。
逆に底の見えない状況にあるからこそ、こうした話題性や材料など、なんらかのキッカケで物色された際には、その時価総額の小ささもあり一気に跳ねるかもしれません。
新型コロナの終息が見えない今だからこそ、この手の関連もチェックしておくと良いかもしれませんね。
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