サンオータス(7623) 電動キックボード、シェアサービス4月開始で注目！
日経平均は先週末の軟調な展開を引き継ぎ、週明けの本日も348円安の3万9444円と弱いスタートとなりました。
その後も下げ幅を拡大させ、前場中ごろには安値2万9621円をつける場面も確認されています。
これも先週末に、日銀の政策会合の結果として「TOPIXに連動するもののみ買い入れる」と確認されたことによる影響でしょうか。
もっとも、一時的に売り物として織り込まれ再度切り返す可能性は考えられますし、今後の同行が気になるところですね。
また個別株を見ても、本日は個人的に面白い材料や目新しいものなどは確認されておらず、全体的にパッとしない印象です。
強いて挙げるなら、北日本紡績(3409)でしょうか。
新規事業として開発を進めている「世界初抗ウイルス抗菌紡績糸」について、今年4月の上市予定で順調に進んでいるとの話から前場早々に注目された模様。
反対に、半導体大手のルネサスエレクトロニクス(6723)は、先週19日(金)に茨城県の工場で火災が発生し、生産再開までに1ヶ月程度かかると判明したことで本日は売り優勢に。
同工場では主に自動車の走行を制御する「マイコン」と呼ぶ半導体を生産しており、自動車産業は半年くらい調達難となる可能性が高いと指摘されています。
国内では主にトヨタや日産などに供給しているとのことですから、仮に復旧が長期化するようなら自動車大手株にまで影響を及ぼす可能性もあるかもしれません。
そんな幾つかの目ぼしい銘柄に注目した本日、個人的に面白いと見ているのがサンオータス(7623)です。
【7623】サンオータス
昨日21日(日)、日経新聞より「電動キックボード、シェアサービス4月から Luupなど4社」との記事が確認されました。
4月から国内で電動キックボードのシェアリングサービスが始まるといった内容であり、4社が提供する予定とのこと。
記事内の4社にサンオータスは含まれていないものの、これらが非上場であること。
また、最近は電動キックボードに関連した話題から同社が物色されることもありましたから、今回も同様の動きを考えてのものです。
尚、サンオータスに関しては昨年12月18日に「電動キックボード シェアリング事業開始のお知らせ」を発表しています。
電動キックボードといえば、これまで法整備が壁となり国内での普及は難しいとされていましたが、先月4日に警察庁がシェアリング事業者が認可を受けている地域に限り、ヘルメットの着用無しでの走行を認可する方針としました。
日本ではあまり馴染みのない電動キックボードですが、海外では若者を中心に都市交通に欠かせない一部としてすでに取り入れられ世界的に急成長している市場です。
最近では、二酸化炭素を排出しない脱炭素関連の一端としても注目されることが多く、今後、さらにその注目度は増していくかもしれません。
目先すぐというよりも、将来的な普及と事業拡大に期待してチェックしてみると良いかもしれませんね。
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