スカラ(4845) マイナンバーカードのスマホ搭載で物色！
本日6日、武田良太総務相は2022年度中にマイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載できるようにする考えを示しました。
マイナンバーカードといえば政府が普及を推し進めるものの、その普及率はいまだに20%程度と低水準にとどまっています。
最近ではさらなる普及を目的に、今年9月にはマイナンバーカード普及に向けた取り組みとして、最大5,000円相当のマイナポイントがもらえるキャッシュレス決済もスタートしました。
今回のスマホ搭載により、暗証番号を使わず顔認証や指紋認証で本人確認できる仕組みを導入するとしており、利便性の向上、そしてさらなるカード普及へとつなげたいようです。
本日はそんな話題から、ある関連銘柄が人気を集める場面が確認されました。
その銘柄はスカラ(4845)です。
後場寄り直後には高値1,004円(前日比+54円)をつける場面も確認されています。
【4845】スカラ
総務省の報道資料「マイナンバーカードの機能のスマートフォン搭載等に関する検討会」を見ると、オブザーバーに「xID 株式会社」の名前があります。
xID社は日本で唯一、マイナンバーカード関連事業にフルコミットする企業であり、開発拠点があるエストニアではすでに運用実績もあります。
そしてスカラは、そんなxID社と業務提携を結んでおり、株主には子会社であるスカラパートナーズの名前も確認できることから今回の物色へと繋がった模様です。
ただし買いは続かず、高値更新後は利益確定売り押されて失速し、前日終値付近まで下押しする展開が確認されます。
関連性は高くテーマ性に期待する物色は間違ってなさそうですが、やはり今の相場環境がマイナスに機能したのかもしれません。
これまでにも米大統領選のようなビッグイベント時の中では、ストレートに材料が反映されないケースも珍しくありませんし、今後も同話題が浮上することで再度物色される可能性もあります。
本日の動向だけに留まらず、今後も監視しておくと良いかもしれませんね。
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