買い気配から売り気配、そして再び買い気配…
良好な米経済指標や企業決算を背景にNYダウは最高値を更新し、この流れを受け継いで日経平均は再び2万4000円台の推移を続ける一日となっております。
そんな好地合いの中、朝から激しい値動きを見せているのが日本パレット(4690)です。
朝から買い気配で始まり、株価はストップ高の5,140円まで買われる場面も確認されました。
しかし1件で43,500株という誤発注とも思える大量の売りが出て株価は4,120円まで急落。
その後、この大量の売りが取り消されたことで再び特買いとなり、株価は4,000円台中盤から後半の推移という目まぐるしい展開を見せています。
イナゴトレーダーにとっては面白い銘柄かもしれませんが、迂闊に手を出すには少々怖い値動きですね。
パレット業界に追い風！日本パレットは上方修正を発表！
人気化の原因はある業界紙で特集が組まれていた流通業界に関する記事です。
現在、トラック輸送の生産性の向上や物流の効率化、運転者のホワイトな労働環境の実現を目指した「ホワイト物流」があります。
このホワイト物流は国交省、経産省、農水省の3省連盟で主要企業に参加を呼びかけており、約650社が活動しているとのこと。
そしてホワイト物流の一環として、トラックの積込みをパレット積みに変えることで作業の効率化や時間短縮へと繋がりパレットの回転数が上がっているそうです。
既に日本パレットは昨年11月がに上方修正を発表しており、今後もパレット業界にとって追い風が期待されることから人気へと繋がっているようですね。
後はこの買いがどこまで継続するのか…。
この値動きを見ると投機的な売買が盛んでしょうし、下手に買いを入れると高値掴みとなりかねません。
値動きを見るだけならともかく、もしも今からこの売買に加わろうと考えている方は身長に取り組んでくださいね。
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