「人工知能(AI)」新時代「AI医療診断関連銘柄」
人工知能(AI)はインターネットの次に「世界を変える」技術として期待を集めています。その中でも、近年注目度が上昇しているのが「AI医療診断」の分野。
「AI医療診断」とは、患者の体を撮影した画像をもとに、AIの主流技術「深層学習(ディープラーニング)」を応用し、病気の可能性や悪性度を示し、医師を支援する事の出来る技術となります。
医療業界はCT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像装置)の発明によって飛躍的に進歩しましたが、それを超える発明になるのではないかと言われる程なのですよ。AI医療診断の技術と関連株について、詳しくまとめてみました。
政府の後押しで2019年はAI医療診断元年になる?!
経験豊富な医師でも見落としてしまうような病気の兆候を人工知能(AI)が発見する新時代。「AI医療診断」、この分野に関しては政策的な後押しもあるそうです。
厚生労働省では、健康・医療・介護のビッグデータを連結し、医療機関や保険者、研究者、民間などが活用出来る情報基盤「保険医療データプラットフォーム」を20年に本格稼働させる予定で、AIによる画像診断は19年春からに前倒しされる予定です。つまり、2019年は「AI医療診断元年」となる可能性が高そう。
尚、ビジネス市場としては2020年頃から市場が立ち上がり、2025年には30億円規模になると予測されています。ちなみに2025年開催の大阪万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」となっている為、医療の先端分野である「AI医療診断」は、「大阪万博関連銘柄」としても注目されそうです。
スイング注目株・AI医療診断関連銘柄
【2667】イメージワン |
東京大学発のAI医療診断ベンチャーエルピクセルと業務提携を発表 |
【2413】エムスリー |
オプティムと共同で、画像診断支援AI搭載の医療向けプラットフォーム「ドクエイ」を構築 |
【3694】オプティム |
佐賀大学と共同でAIによる眼科疾患の診断支援技術を開発 |
【3808】オウケイウェイヴ |
慶応義塾大学と共同でAIによる眼科疾患の診断支援技術を開発 |
【3762】テクマトリックス |
東京大学発のAI医療診断ベンチャーエルピクセルに出資。販売元は【7732】オリンパス |
【4312】サイバネットシステム |
大腸内視鏡診断支援ソフト「EndoBRAIN(エンドブレイン)」で医薬品医療機器等法にもとづく承認を取得 |
【4901】富士フィルムHD |
消化器内視鏡でリアルタイム病変箇所をマーキングする技術開発 |
【6701】NEC |
国立がん研究センターなどど共同で、AI技術を用いた大腸がんなどをリアルタイムで発見するシステムを開発 |
【7732】トプコン |
AIを活用した糖尿病性網膜症の兆候を診断する米IDxテクノロジーズ社と提携 |
【7779】CYBERDYNE |
東京大学発のAI医療診断ベンチャーエルピクセルに出資 |
ITの次に世界を変えるのは人工知能(AI)
インターネットは私達の生活を一変させる事となりましたが、次に同等以上の規模で「世界を変える」事になるのは「人工知能(AI)」技術となるのではないかと言われています。
人工知能(AI)は人類にとって革新的な技術発展を齎す事になると期待されていますが、その反面、「技術的特異点(シンギュラリティ)」などの危険性も懸念されています。それについては日本政府は「人工知能7原則」を策定し、法整備を進めています。
人工知能(AI)は今後、医療だけではなく様々な分野で応用・浸透していく事が予想されています。現在、法整備の草案がまとめられているそうですが、政府主導の法整備が2019年以降に整えられれば、「ITバブル」ならぬ「AIバブル」元年となる可能性はありそうですね。人工知能(AI)分野には幾つも大化け候補が存在しますので、要チェックです。
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