無電柱化事業は景気対策としての国策事業になる?!
11月相場が始まります。
2018年も残すところ後2カ月となりましたが、今年印象に残っている出来事と言えば、やはり「異常気象」でしょうか。関東エリアは観測史上最速の梅雨明けで10月を過ぎても30度超えの真夏日を観測するなど、日本の亜熱帯化を心配する声も多発しました。また関西地方に大きな爪痕を残した台風21号は屋根や看板だけではなく、多くの電柱をなぎ倒す事となりました。
電柱が倒れた事により、多くの家屋が長期に渡って停電となった事で、安部首相は「無電柱化は喫緊の課題」と発言しています。
無電柱化計画は、景観の問題から観光立国を目指す日本にとっても将来的に着手する事を期待されていた分野です。2018年の異常気象により、防災への意識が高まった事で、動きは活発化しそうです。
噂では、2020年東京五輪開催以降の景気対策とし「公共事業」に組み込まれるのではないかとの事。本格的に公共事業で電柱地中化を進める事となれば、全国の自治体に規模が及ぶ事になりますし、国策事業として工事を施行する企業だけではなく、それに関連した企業、間接的に関連した企業などにも大きな恩恵がありそうですよね。
そこで今回は無電柱化関連株で狙いたいスイング向きの銘柄をピックアップしたいと思います。
スイング注目株 無電柱化関連銘柄
【1721】コムシス |
電気通信工事で首位。無電柱化に注力。 |
【1951】協和エクシオ |
電気通信工事大手。無電柱化本命株か。 |
【3528】プロスペクト |
子会社機動建設工業が「送電線類地中化」技術を保有。 |
【5268】旭コンクリート工業 |
ライフラインをまとめて地下に施設する共同溝を手掛ける。電線共同溝にも注力。 |
【5287】イトーヨーギョー |
無電柱化事業に注力。省スペース・低コストな手法を導入。 |
【5602】栗本鐵工所 |
電力ケーブル保護に使うFRP管を手掛ける。 |
【5603】虹枝 |
マンホールなど鉄蓋を手掛けており、電線共同溝用でも鉄蓋需要拡大か。 |
【5803】フジクラ |
電線3強の一角で、ケーブルや送電線を手掛ける。 |
【5807】東京特殊電線 |
ケーブルや巻線などが主力。 |
他にも無電柱化関連株は多数存在するのですが、その中でも個人的に面白いと思うのは【5287】イトーヨーギョーでしょうか。
スイング注目株・無電柱化関連銘柄 【5287】イトーヨーギョー
時価総額:3,147百万円
年初来高値:1,360円(18/02/28)
年初来安値:820円(18/10/29)
無電柱化に注力している企業で、「管路の浅層埋設」「小型ボックス活用埋設」「直接埋設」の手法を用いて低コスト化を実現している。また他にもゲリラ豪雨や水害対策といった複数のテーマ性からも物色人気が集まり易く、時価総額も低く値動きが軽い事から数日間~数週間に渡る急騰を狙い易い銘柄でもあります。
景観だけの問題ではなく、交通安全対策の観点からも現在は「無電柱化」が求められています。電柱が有る為に一旦車道に出なければならない道路なども多く存在します。公共事業として動き出せば、関連銘柄への恩恵は大きい事が予想されますし、「国策に売りなし」の格言もありますので、無電柱化関連株は一通りチェックしておく事を推奨します。
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