個人的主観が強いかもしれませんが、現在の相場は大きなファンダメンタルズに影響を受けていると感じます。
よくトレードのパフォーマンスを上げるためには「無駄トレードを減らすこと」が大事と言われますが、無駄トレードを減らす一つのカギが、この「相場の呼吸」にあると私は考えます。
自分のトレードを振り返ってみると、良くあります(苦笑)
トレンド転換していることに気付かずに、逆方向に何度も何度もエントリーしてしまったりすることってありますよね?買ったら天井!売ったら底!みたいなトレードが続いてしまったり…、トレード計画のない値ごろ感からの勢いトレードも「無駄トレード」だといえます。
- あれ?なんでこんなに損切りに引っ掛かるんだろう?
- めっちゃ、往復ビンタ喰らいまくってるんだけど…?
こんな時は、相場と噛み合っていない状態だといえます。
トレードを長年やっていると、相場の呼吸がゆったりとした大きな波で形成されているのに、その呼吸に同調できずに、そのテンポに気付かずに、無駄トレードを繰り返してしまうことが多々あります。(学習能力がない私だけだったりして…^^;)
とくにスイングトレードは、2~3日で手仕舞いすることもあれば、数週間持ち越すこともあります。その日だけでトレードが完結するデイトレとは違い、何日間銘柄を保有するかは、その人の裁量に頼るところが大きいです。
時間の制限が曖昧なスイングトレードならではの難しさでもあります。
私はエリオット波動崇拝者ではありませんが、波には、小刻みに動く波と、大きく動く波があり、相場の呼吸と自分の呼吸がズレた時に、無駄トレードが増え損失を出しやすくなると思います。勝ちたいという思いが強い方、逆張り思考の強い方は、思い当たる節があるんじゃないでしょうか。
2回・3回と負けトレード連続した場合は、「あれ?俺、呼吸ズレちゃった?」と、相場と自分の呼吸の波長が噛み合っているかどうかを再確認するために、少し距離を取った方がいいと思います。それっぽく言うなら、俯瞰的(ふかん的)に一歩引いて相場を見るって感じです。
視野が狭くなり、環境の認識を誤った時に陥り易い症状なので「ダウ理論の環境認識をやり直してみる。」また、「週足や月足など、大きなチャートを見てみる。」のも効果的だと思います。
そろそろ相場が荒れやすい時期に突入するかも!?
最近の流れを振り返ると、アメリカの雇用統計が上振れし、利上げ期待から米国債の金利が上昇、米株高も凄いことになってますよね。
日本では、参院選で自民が圧勝し補正予算に言及したことで、金融市場はブレグジット決定前の水準にアッサリ戻しました。LINE上場・ポケモン旋風も追い風になったと思います。
気付けば、日経平均株価はほぼ調整なしのノンストップで15,000→16,800円まで急上昇しています。流石に過熱しすぎですよね?^^;
ここから重要イベントが続きます。
今夜はブレグジット決定後、初となるECB理事会があり、最近、大人しいドラギ総裁の発言に関心が高まっています。
ある程度、利下げを織り込んでいるとはいえ、ドラギバズーカが発射されずとも、追加緩和を含んだ発言があれば、当然、円相場、株式相場にも影響が出てきます。どの程度、織り込み発言をするのか分かりませんが、市場は、それなりの反応をすると思います。
来週には日銀の金融政策決定会合も来週に控えていますし、この辺りでポジション調整が進み相場の呼吸が乱れるかもしれません。
相場と噛み合わない…トレードを見失ってしまったら?
- あれ?なんでこんなに損切りに引っ掛かるんだろう?
- めっちゃ、往復ビンタ喰らいまくってるんだけど…?
そんなトレードのやり方を見失いかけた時は、相場の環境を認識するために一度冷静になることが大切です。株のプロ達が発行している相場レポートに目を通して、環境を認識することも効果的だと思いますよ。
▼相場の呼吸を見失ってしまったら、この株情報サイトの相場レポートがオススメです。