水道改正法可決で高まる仙台市公営ガス民営化争奪戦と関連銘柄・スイング注目株

水道改正法可決で高まる仙台市公営ガス民営化争奪戦と関連銘柄・スイング注目株

水道改正法可決で事実上「水道民営化」へ

水道事業の経営基盤を強化する目的で水道改正法が5日の参議院に続いて、6日衆議院本会議で賛成多数で可決、成立しました。これで水道事業の運営については、事実上「民営化」が可能になった形となります。

今回の法案はコンセッション方式と呼ばれる、民営化の手法を自治体が導入し易くなる法案となります。

水道民営化「コンセッション方式」とは

コンセッション方式とは、自治体が公共施設や設備の所有権を持ったままの状態で、運営権を長期に渡り民間企業に売却出来る制度です。自治体が給水の最終責任を負う事業認可を持ったまま導入出来る形となり、自治体の民営化導入を促す目的があります。

水道民営化を先行している海外事例では、水道料金の高騰や水質の悪化などトラブルが多発しているようで、導入には懸念が広がっていましたが、今回の改正案では国などが事業計画を審査する「許可制」としており、民営化した場合でも自治体の監視体制や料金設定など国がチェック出来る仕組みとなります。

世界一の水道インフラが整っていると言われる日本ですが、現実は「少子高齢化」「都市圏一極集中」「地方過疎化」などの影響で、特に地方では水道設備の老朽化に対して、維持するのが難しいとされていました。

民間のノウハウを生かしてコスト削減を行う事を期待して導入される事となるのが「水道民営化」という訳ですね。

水道改正法が可決された事で、水道民営化関連銘柄への注目が集まりそうです。既にある程度は織り込まれていた部分は否めませんが、スイング向き注目株を幾つかピックアップしたいと思います。

スイング注目株・水道民営化関連銘柄

【1844】大盛工業 下水道や地中工事に特化。
【2325】NJS 上下水道コンサルタントで公共事業メイン。
【4642】オリジナル設計 上下水道や水質保全など、地方自治体向き。
【5612】日本鋳鉄管 関東地盤の水道管が主力。
【6173】アクアライン 水回りトラブル「水道屋本舗」を全国展開。
【6485】前澤給装工業 水道用給水器具で高シェア。
【6489】前澤工業 上下水道用機械大手。官公比率高い点に強み。
【9551】メタウォーター 上下水処理設備工事大手。浄水場のろ過に強み。

次の焦点は仙台市公営ガスの民営化争奪戦

現時点で水道民営化に関しては宮城県や浜松市が検討しているそうですが、自治体運営の水道事業は現時点で半数以上が赤字経営と言われています。特に過疎化の続く地方では、水道インフラの維持が難しいとされていて、民営化を促す事で、経営改善を目指す狙いです。

水道事業が民営化された事で、次に注目を集めそうなのが公営ガス民営化の動きでしょうか。公営ガスの民営化への動きは既に加速していて、関西電力と北陸電力、敦賀ガスの企業グループは福井市のガス事業譲渡先に決定した事を発表、公営ガス全国2位の大津市の市営ガスは大阪ガスを中心とした3社がコンセッション方式で19年4月から事業を開始します。

また公営ガス最大の規模となる仙台市における民間企業争奪戦には今後も注目が集まります。仙台市においては、2000年代後半に民営化を検討した事があり、民営化候補としては【9501】東京ガス【9506】東北電力【1662】石油資源開発の3社連合が挙がっていましたが、2008年のリーマンショックの事業悪化で中断した経緯があります。

仙台市ガス局は周辺市町村を含めて約35万戸にガスを供給しています。需要家数で全国9位の大規模な公営ガス事業者であり、ここに事業参画する事が出来れば、東北に強い地盤を作る事が出来ます。

再度、公営ガス民営化へと前進するならば、この3銘柄には注目しておくべきでしょう。どれも大型株ですが、相当インパクトの大きい材料となる事が予想されます。また、上記3銘柄以外にも虎視眈々の民間企業は多く存在します。東北を地盤に展開する「あの企業」も次は手を挙げそうですよね。

引き続き関連のニュースにはアンテナを張っておきたいですね。

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