上方修正の期待高い！地熱発電関連銘柄【6330】東洋エンジニアリング
【6330】東洋エンジニアリング
石油・天然ガス系のプラントエンジニアリング大手、同社ですが上方修正の高い銘柄と言えますので記載致します。
同社ですが、中期経営計画（21年度～25年度）では、「新技術・事業開拓」と「EPC強靭化」を戦略の両輪とし取り組んでおります。「新技術・事業開拓」戦略では、重点領域を環境･エネルギー分野に定め、顧客やパートナーと事業の構想段階から共創。「EPC強靭化」戦略では、「グループオペレーション」を深化させ、DXoTで生産性を増幅させることで、高い品質と収益を確保することに取り組んでいます。財務目標としては、23～25年度平均で当期純利益5,000百万円（22年3月期比3倍増）以上を安定的に稼ぐことを目指しています。
環境･エネルギー分野では、同社のインドネシア関連会社「PT Inti Karya Persada Tehnik」が、コンソーシアムパートナーである「PT Multi Fabrindo Gemilang(マルチファブリンドグラミン)」と共に、 「PT Medco Cahaya Geothermal(メドコチャハヤジオサーマル)」が計画する地熱発電所プロジェクトを受注したと24日に発表。同プロジェクトは、東ジャワ州初の地熱発電所ですが、1/25の日経新聞が、「インドネシアで地熱発電を巡る動きが活発になっている。(中略)インドネシアは世界2位の地熱資源量を誇り、政府は脱炭素化に向けて地熱拡大に期待を寄せる。」と報じておりますので、今後の受注にも期待がかかります。
また、同社は各国が強力に推進しているカーボンニュートラル政策において、カーボンフリーの燃料アンモニア、バイオマスや二酸化炭素を原料とする再生可能代替航空燃料SAFなどで技術的に優位性を有しております。各国で見直し機運が高まっている原子力発電に関しても、日本では今後長期にわたって廃炉関連のマーケット需要は確実に拡大していくため、廃炉先進国からの技術・ノウハウ導入の機会が増大していく見通しで、 同社では原子力の廃炉ソフトビジネスを構築すべく営業・提案活動を強化する方針です。
岸田総理も施政方針演説で、廃炉・アルプス処理水対策や福島国際研究教育機構の整備を、政府一丸となって推進し、責任をもって福島の復興・再生に取り組む方針を示しており、直近でもインドネシア地熱発電所受注の材料を発表しています。今後国内外での商機拡大が見込めますし、中長期でも反発機運が高まりつつあると判断できます。
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