文教堂(9978) 「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞国際長編映画賞を受賞で注目!
前々から話題にはなっていましたが、ここ数日のドル円の動きは特に強烈ですね。
円安が止まらず先週はドル円が久しぶりに120円まで上昇しましたが、その後も勢いは衰えず本日はなんと一時125円台に乗せる場面も。
ちなみに125円とは2015年8月以来の約6年半ぶりの水準です。
ここまで円安進行が進むなら、シンプルに輸出株を買うのが一番かもしれませんね。
例えばトヨタは1円の円安で営業利益は400億円押し上げるといいますし。
ただ多くの個人投資家が好むような短期目線ではないので、その辺は運用スタイルによって合わない人も多いと思われますが。
さて、そんな本日、個人的に注目したのは、アカデミー賞国際長編映画賞に濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が受賞したといった話題です。
これは2009年の滝田洋二郎監督の「おくりびと」以来の快挙となります。
尚、作品賞、脚色賞、監督賞にもノミネートされていますが、作品賞と脚色賞へのノミネートは邦画としては初。
監督賞は1986年に黒澤明監督が「乱」でノミネートされましたが受賞はならず、こちらも受賞すれば日本人初の快挙として注目されていましたが、残念ながら逃す形となりました。
それでも国際長編映画賞に輝くだけでも十分に誇れる快挙でしょうし、これだけ大々的に報じられるのも納得ですね。
そんな話題によって、本日人気化した銘柄とは文教堂(9978)です。
【9978】文教堂ホールディングス
文教堂といえば、毎年秋に村上春樹氏のノーベル文学賞受賞に期待して物色される銘柄としてもお馴染みですね。
実は今回も同じく、村上春樹氏が関係しています。
実は「ドライブ・マイ・カー」は、2014年に出版された村上春樹さんの短編集「女のいない男たち」に収録されている同名の小説が原作となっています。
国際長編映画賞を受賞したことを受けて、本日、原作となった作品が収録された村上春樹さんの短編集の重版が決まり、単行本と文庫を合わせた累計の発行部数が100万部を突破したとのこと。
前述の円安と同様、シンプルに狙うなら再上映が相次ぐ東宝(9602)が王道かもしれませんが、値動きの軽さを考えるなら文教堂の方が面白そうと思っています。
ただ長期的な大相場になるとは思えないので、興味のある人は早めの手仕舞いを意識することをおすすめします。
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