アスカネット(2438) 不思議な理由から買い集める？
今月は月初から企業へのサイバー攻撃が続いていましたが、また新たにこれに続く企業が確認されました。
まずは森永製菓であり、社内の複数のサーバーに不正アクセスを受けシステムがダウンしたり遅延するなど、システムの一部に障害が出ているとのこと。
さらにブリヂストンの米国子会社もランサムウェアによる攻撃を受けたとしています。
これがブリヂストンだけなら先日のトヨタのサプライヤーを見て、日本の自動車メーカーが意図的に狙われているのかと思いますが特に関係はないようですね。
そんな本日、やはりサイバーセキュリティ関連が人気を集めています。
特に強いのはグローバルセキュリティ(4417)で、本日の終値は+495円(+13.25％)の4,230円。
あとは網屋(4258)が+78円(+6.79％)、セキュアヴェイル(3042)が+12円(+4.46％)です。
他の同関連も買われていましたが、やはり関連銘柄が多いこともあり、最終的にはこれらに落ち着いたようです。
ほかにも、GRCS(9250)やサイバーセキュリティクラウド(4493)など、今後もサイバー攻撃が話題になった際には幅広くチェックしておきたいですね。
それから本日はもう一つ、度々取り上げるアスカネット(2438)も面白い反応を見せていました。
【2438】アスカネット
空中ディスプレイが話題となり株価を急騰させたアスカネット。
今回も同じく、同社の空中ディスプレイに関連した以下の記事から人気を集めた模様。
「ボタンが空中に浮き出るエレベーター 東京の新ビルで22年8月に」
この記事タイトルだけを見れば、確かにアスカネットが連想されるかもしれません。
しかし、面白いのは冒頭のこの一文です。
「この空中タッチディスプレー装置を開発・提供するのが凸版印刷だ。」
なんと導入されるのはアスカネット製ではなく凸版印刷(7911)の製品であり、それにも関わらずアスカネット株が買われるという展開に。
凸版印刷と比べてアスカネットの方が時価総額は低く値動きも期待できますし、チャート面でも”もう一発”が見込めそうな場面でしたから、短期資金を集める格好となったのでしょうか。
もしかしたら他に買われた理由があるのかもしれませんが、この動きを見ても「空中ディスプレイ」から連想されるのはアスカネットが本命なんでしょうね。
今後も同技術が話題となった際は、まずはアスカネットをチェックするのが一番かもしれませんね。
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