ディー・エル・イー(3686) 出資先のTriller上場で思惑働く!
本日、個人投資家の間で特に注目された銘柄といえばディー・エル・イー(3686)でしょうか。
寄り付きは特段の動きなく始まりましたが、前場中ごろから急速に買いを集めストップ高張り付きに。
後場中ごろには一時はがれる場面もありましたが、再度買われてストップ高で本日の取引を終えています。
【3686】ディー・エル・イー
急騰の理由は、ディー・エル・イーが出資するTriller(トリラー)の上場に関するもの。
Trillerがビデオデック企業のSeaChange International(シーチェンジ・インターナショナル)と逆さ合併して上場する予定と発表しました。
合併後の企業価値は約50億ドル(約5700億円)になるとのこと。
また「Triller Japan」の設立についてもTriller社と合意していることから、期待や思惑が働き急騰した模様です。
尚、TrillerとはTikTokのライバルとされるアメリカ発の短編動画アプリです。
短編動画アプリといえば特に若者に利用者の多いTikTokの一強でしたが、実はTikTokより2年早く誕生しており現在もシェアを拡大中。
また、アメリカ出身の大物ラッパーやハリウッド俳優などか出資しており、特にミュージシャンからの出資を受けている背景から使用できる音楽の幅が広いといった特徴があります。
大手レーベルとも契約を結んでおりメジャーからマイナーまで網羅しつつ、音楽をフルで使用可能なためロングムービーのほか、簡単にミュージックビデオを作成することも可能とのこと。
そんなTrillerですが、現在、日本語版はリリースされておらず、英語版のみがダウンロード可能です。
もしもTriller Japanが設立されれば、日本向けにローカライズされたTrillerの展開が見込めることで、日本での普及も見込めるのでしょう。
ここ最近は地合いも不安定であり、特段の材料や強力なテーマなども確認されていません。
この様子では明日も注目を集める可能性が十分に考えられることから、継続的にチェックしておくと良いかもしれませんね。
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