日本調剤(3341) PCR検査キットでオミクロン株の特定が可能に！
先日、記事にしたグローバルウェイ(3936)、そしてビーブレイク(3986)は荒い動きを見せていますね。
【11月30日】グローバルウェイ(3936) 各務氏の大量売却でストップ安に！
グローバルウェイ(3936)は2日続落に続き、本日は朝から大量の売りが出てストップ安に。
ビーブレイク(3986)は”カカムーチョ”こと各務氏の大量保有報告が確認された翌日となる昨日はストップ高をつけましたが、本日は激しく上下しつつマイナス圏で取引を終える一日となりました。
元々、短期資金を集めて激しく動くマネゲ感の強い銘柄を好む方なら歓迎すべき展開かもしれませんが、落ち着いて投資したい人には不向きな値動きですね。
ただ、どんな理由にせよ個人投資家の注目度が高いことは事実ですし、なにより傍から見ている分には面白いので今後も意識的にチェックしたいと思います。
「注目度が高い」といえば、やはり新型コロナウイルスの新たな変異株”オミクロン株”に関するニュースは尽きませんね。
先月30日(火)にナミビア人外交官による国内初の感染者が確認され話題となりましたが、その翌日1日(水)にはペルーから入国した男性がオミクロン株に感染していることを確認。
尚、同じ航空機の同乗者は宿泊施設での待機や自宅待機を要請されているそうです。
現在のところ国内で確認されたのは2名ですが、今後はさらに増える可能性もあるだけに注意が必要ですね。
ちなみに、初めてオミクロン株を確認した南アフリカの国立伝染病研究所の当局者は「過去2週間で指数関数的に増加し、憂慮すべき状況にある」と表明。
イギリスでは海外の渡航歴のない10人超から感染が確認され市中感染の可能性が指摘されており、当面はイギリスだけでなくヨーロッパ各地で急速に拡大するかもしれません。
なにより、オミクロン株の実態や脅威はまだ不明なところが多いという点も厄介な話です。
感染率や重症化率は従来の型よりも強力という話が聞かれる一方、症状は高熱だけで逆に従来のものよりも楽といった話まで見つかりました。
現状では何が真実かわかりませんが、いずれにせよ感染に対する注意だけは怠るべきではないでしょうね。
そんな連日の話題とともに、市場でも物色のキッカケとなっているオミクロン株ですが、本日は新たな話題から注目した銘柄があります。
それは、日本調剤(3341)です。
【3341】日本調剤
日本調剤は国内調剤薬局2位の大手であり、ジェネリック医薬品の製造や医療従事者の派遣・紹介なども手掛けています。
最近では、先月29日(月)に「連結子会社の外部委託先物流センターにおける火災に関するお知らせ」を発表していましたが、本日確認されたのはこの火災とはまったくの別件となるもの。
それは「日本調剤 PCR検査の特定変異株（オミクロン株）追加のお知らせ」です。
日本調剤の一部の店舗で扱っているPCR検査キットにて、オミクロン株の特定が可能になったとのこと。
ほかにもデルタ株、デルタプラス株、イギリス株、南アフリカ株、ブラジル株、ラムダ株、ミュー株など全てを特定することができるとしています。
感染そのものを予防したり、または治療薬とは違いますが、今後、オミクロン株が国内で猛威を振るった際には感染の有無を調べるため需要が増してくるかもしれません。
本日は地合いの影響が大きいのか、株価に与える影響は限定的ですが、従来の新型コロナウイルス関連およびオミクロン株関連に加えてチェックしておくと良いかもしれませんね。
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