地域新聞社(2164) ショーケースと地域限定サブスク広告で業務提携!
本日は久しぶりに朝から堅調な地合いに恵まれる展開ですね。
日経平均は寄り付きこそ前週末比71円安の2万7977円で始まりましたが、その直後から切り返し急浮上。
2万8000円台を早々に回復しつつ急伸し、その後は2万8500円台で推移しています。
後場に入っても堅調推移は継続しており、本日はそのまま崩れることなく大引けを迎える一日となりました。
買いが広がった理由は、岸田首相がフジテレビの番組「日曜報道 THE PRIME」に出演し、株やFXなどの金融取得課税の見直しを当面の間、撤回する意向を示したことが要因とされています。
「当面は触ることは考えていない。まずやるべきことをやってからでないとおかしなことになってしまう」
「さまざまな課題の一つとして金融所得課税の問題も挙げたが、それを考える前にやることはいっぱいあるということも併せて申し上げている」
投資家からも批判や反発が聞かれてましたから、これら発言から安心感が広まったのでしょうか。
ただし、あくまで一時的な撤回なら将来的にどうなるかは不明ですが…。
さて、そんな本日ですが、朝から強い反応を見せていたのが、地域新聞社(2164)です。
【2164】地域新聞社
地域新聞社は千葉県中心に首都圏で無料情報紙を発行しており、広告枠の販売とチラシ配布が収益の柱です。
先週末8日(金)の引け後に今期予想の上方修正をしていますので、その影響から前場に急上昇したのかと思われましたが、理由は別にあった模様。
どうやら、午前中にショーケース(3909)が同社と地域限定サブスクリプション型広告サービスの実証実験を軸とした業務提携契約を締結したとの記事が確認され人気化したそうです。
尚、上記記事が確認された際は正式に会社側より発表はありませんでしたが、昼になると「地域新聞社が株式会社ショーケースと地域限定サブスクリプション型広告サービスの実証実験を軸とした業務提携を締結」が発表されました。
ただし、後場の取引がスタートすると材料出尽くしと判断されたのか売り物に押されて失速。
発表前の前場時点ですでに人気化していましたから、その反動かもしれませんね。
同社の場合、時価総額は10億円程度と小さく、また良くも悪くも日々の出来高も少なく板は薄いです。
だからこそ、何らかの材料が火種となり、その実態や中身はともかく小型株ゆえに日を跨ぐような急騰も見込めるかもしれないと思いましたが、さすがに考えが甘すぎたようですね(笑)
もちろん好材料であることに変わりはありませんから、今後の業績拡大とともに株価上昇に期待してみるのも良いですが、短期的な大相場は難しいかもしれません。
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