日経平均急落！地合い悪でも強い岸田関連に注目！
また本日は非常に厳しい地合いの一日となりました。
日経平均は前日比217円安の2万9235円で始まり、寄り付き直後はジワジワと買われる場面もありましたが、その直後からまとまった売りに押されて急落。
約一ヶ月ぶりとなる2万9000円もアッサリ割り込むと、後場は2万8700円台で推移を続けて終値は681円安の2万8771円となりました。
日経平均はこれで5日続落となり、その下げ幅は計1,475円に。
チャート面でも嫌な下げ方を見せており、目先は要警戒な神経質な場面となるかもしれません。
尚、急落の理由は、昨夜のアメリカ市場で連邦政府の債務上限問題懸念による急落を引き継いでの反応とのこと。
正直、「またか」といった印象であり、今回も最終的には上限を引き上げ国債を発行すると思われますが、仮に米国債のデフォルトともなれば世界中が大パニックになりますから、”万が一”を考えた懸念の売りが出ても仕方が無いのかもしれません。
さて、そんな苦しい地合いとなった本日、強い反応を見せていたのが、所謂「岸田新総裁関連」です。
本日は幅広い銘柄が売られる一日となりましたが、やはり岸田政権そして政策に対する期待が根強いことの表れか、同関連とされるものが人気を集めていました。
例えば、直近でワクチンパスポート(ワクチン接種証明)に関する思惑から人気化したITbook(1447)は、本日終値は前日比+36円(+7.17％)の538円と反発。
また、昨日の記事でも取り上げたインバウンドテック(7031)も、ワクチンパスポートに関連した「Go To トラベル」に対する期待から、同+200円(+5.79％)の3,650円と大幅続伸の一日となりました。
ほかにも富士ソフトサービスビューロ(6188)や、医療難民ゼロに対する思惑からレンクラン(7681)、シニアワーク派遣のキャリア(6198)なども岸田関連として物色された模様。
地合いの影響もあり一本調子で急騰とはなりませんでしたが、この軟調な相場の中で逆行高とは改めて同関連の見直しも必要かもしれません。
逆に手掛かり不足で直近の人気テーマが最注目された可能性はあるものの、週明けの相場模様も不安視されているだけに、改めて同関連をチェックしてみると良いかもしれませんね。
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