日本電解(5759) トヨタの1兆5千億円投資からS高に！
先週末から日本市場は久しぶりに幅広い銘柄が買われる良好な地合いに恵まれていますね。
日経平均は先週3日(金)以降、今日までの4営業日で上げ幅は1,500円超に。
それだけ次期政権に対する経済対策期待は根強いということでしょうか。
また、脱判子およびDX(デジタルトランスフォーメーション)関連や、再生可能エネルギーなど、関連するテーマも話題を集める展開です。
そんな中、本日特に注目されていたのは“電池”でしょう。
例えば、日本電解(5759)は寄り付き早々から買いを集め、後場中ごろにはストップ高をつける場面もありました。
【5759】日本電解
人気化した理由は、昨日、トヨタ自動車(7203)が2030年までに車載電池に1兆5千億円を投資すると発表したことが原因です。
トヨタの21年3月期の電池向け投資は800億円でしたが、今後は年1000億円超の水準を30年まで続ける計算に。
22年3月期の設備投資の総額は1兆3500億円の見通しですが、このうち1割強を電池に振り向けるそうです。
尚、次世代電池を使う「全固体電池車」の発売時期は20年代前半とする従来の目標を維持し、電池のコスト削減に向けて低価格の部材活用や製品寿命の延長などにも取り組む予定としています。
この報道から連想されたのが、リチウムイオンや二次電池用の車載電池用電解銅箔の製造・販売を手掛ける日本電解です。
ほかにも、ニッポン高度紙工業(3891)、田中化学研究所(4080)、全固体電池関連としてオハラ(5218)など、電池に関係した銘柄が買われる一日となりました。
また、連想や思惑が働き、ほかにも同関連として人気を集めた銘柄もあります。
この辺はネットや掲示板上でよく見られる煽りの域を出ないものもあるため、今回は敢えて割愛しますが、過去にリチウムイオン電池関連や全個体電池関連として物色された銘柄は、新たな話題から見直されてもおかしくありません。
明日も追ってみると面白いかもしれませんね。
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