メタップス(6172) pring株売却で急騰のはずが…！？
本日13日といえば、エンゼルスの大谷翔平選手が出場するホームランダービーですね。
ここ最近、ゼット(8135)が人気を集めていたのも、絶好調の大谷選手が出場するオールスターゲームおよびホームランダービーが話題となり同関連として物色されていたのでしょう。
そんなゼットですが、昨日のストップ高に続いて本日も寄り付きから高く始まり、朝から強い反応を見せるスタートに。
その後も高値圏で推移していたのですが、大谷選手の1回戦敗退が確認されると失望売りなのか下押しする場面もありました。
やはり期待していただけに落胆も大きかったのかもしれませんね。
さて、そんな本日ですが、同じく「期待から落胆」で株価を急変させた銘柄があります。
それは、メタップス(6172)です。
【6172】メタップス
メタップスといえば、先週9日(金)の日経新聞が「米グーグルが日本で金融事業に本格参入することが8日までにわかった」と報じました。
買収先は同社の持ち分法適用関連会社であるpringとされており、既存株主から全株式を200億～300億円で取得する方向で最終調整に入ったといった内容です。
ちなみに、メタップスはpringの45.3％を保有しています。
仮に売却価格が300億円なら概算で135億9000円となりますので、同社にとってはかなりの額が入ることが期待できるわけであり、実際、同記事が材料視され9日(金)12日(月)と2日連続のストップ高を達成したのです。
そんな中、本日11時には日経新聞が「Googleが買収「pring」 社員12人の決済スタートアップ」を発表。
内容としては先日の記事とほぼ同じであり、pringの既存株主は今日にも正式発表する見通しといったもので、この記事を材料に株価を押し上げ1700円台で推移することとなりました。
ここまでなら「日経の記事が材料視された」という特に珍しい出来事でもないのですが、引け後にメタップスが発表した「持分法適用関連会社株式の売却に関するお知らせ」を見ると、譲渡価格は49億2100万円であることが判明。
予想を下回る額が嫌気され、早くも夜間のPTSでは急落しストップ安の1,310円をつける場面も確認されています。
日経新聞の当初の記事で「200億～300億円」との記述がなければ、急騰時も含めてここまでの影響を与えることはなかったのでしょうが、それも今となってはどうしようもありません。
高値で掴んでいる人は多いでしょうし、明日は非常に厳しい展開が予想されることから、明日もまたチェックしたいと思っています。
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