鈴木(6785) EV・HV向け電池部品 製造強化に注目！
本日は特段、目新しいニュースや材料なども確認されず、朝から落ち着いた地合いといった印象ですね。
日経平均は寄り付きこそ84円安とやや弱いスタートでしたが、その直後から切り返してプラス圏へと浮上。
その後も堅調な推移を続けて、終値は131円高の2万8946円となりました。
個別株を見ても、新しいテーマ株物色なども確認されず、どちらかといえば直近で話題となったテーマおよび銘柄が本日も買われていた印象でしょうか。
例えば、先週末にも物色されていた電気自動車(EV)です。
本日は寄り前の早朝、NHKの記事「車の電動化加速へ新目標 EV充電スタンドを5倍の15万基に」が確認されています。
政府は車の電動化をさらに加速させるため、EV用の充電スタンドの数をいまのおよそ5倍にあたる15万基に増やすなどの新たな目標を設ける方針を固めたとのこと。
なんだか、ここ最近はEV用であったり水素用であったり同じようなニュースが様々なメディアから確認されていますね。
実際、先週末も同じくEV用の急速充電器の設置に関する話題(前述のURLより)から同テーマが物色されています。
もっとも、脱炭素に向けたEVシフトは政府主導の大型テーマですから、その話題性や注目度が高いことは当然といえば当然ですね。
そんな中、本日は同テーマに関連したある銘柄に注目しました。
その銘柄とは、鈴木(6785)です。
【6785】鈴木
注目の理由は、日経新聞の記事「EV・HV向け電池部品 製造強化 鈴木、普及見込み新分野開拓」より。
スマホや自動車電装部品向けコネクターが主力の同社ですが、電気自動車（EV）やハイブリッド車（HV）向け電池部品の製造を強化しているとのこと。
同社が製造しているのは、EVに搭載するリチウムイオン電池の電極周辺に使われる部品であり、通常なら複数の部品を組み合わせないと難しい形状のためコストがかかるが、独自技術により安価に製造できるそうです。
また、自動車関連の部品に要求される価格や品質の水準は厳しいが、それに応えられれば継続的に大きな需要が期待できるとしています。
鈴木といえば、今期(21年6月期)の売上高は過去最高だった前期の281億2600万円から14.9％増の323億2100万円予想、経常利益は14億7300万円から31億円予想など、なかなかの好業績が予想されています。
足元の業績はもちろん、EVシフトの波に乗って来期以降の長期的な業績寄与へと繋がると良いですね。
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