日本通信(9424) 格安スマホに自社番号付与で今後に期待？
あいかわらず本日も難しい波乱の相場が続きますね。
日経平均は、先週11日(火)から13日(木)までの3日間で2,000円超の大幅下落となりましたが、週末の14日(金)には636円高と大幅反発。
そのまま今週は急回復も期待されましたが、結局、日替わりで急騰落を繰り返す荒れた展開が続きます。
また、ボラが大きく一日当たりの値動きが激しいことも難しくする要因であり、依然として本格的な地合い回復および相場の安定が望まれる状況ですね。
個別株を見ても先週で大方の決算が出揃ったこともあり、特段の材料や目新しい話題に欠ける印象であり、なんとも手掛けづらいイメージです。
そんな中、個人的に本日注目した銘柄として日本通信(9424)があります。
【9424】日本通信
その理由とは、本日の日経新聞の記事「格安スマホに自社番号を付与 総務省、通話料金競争促す」です。
記事によると、総務省は格安スマートフォン事業者に電話番号を直接割り当てる方針。
現在の格安スマートフォン事業者は、大手から番号や通話回線を借りており、独自の料金設定やサービス提供が難しかったが、自前の番号を持つことで大手に支払う回線利用料に縛られずにプランを設定しやすくなり、サービスの多様化で事業者に一層の競争を促し料金値下げなどにつながるとのこと。
また、「080」などで始まる通常の携帯番号に加え、あらゆるものがネットにつながるIoT機器に使う「020」番号の直接割り当てもはかるとしているため、近い将来、普及が期待されるIoT関連としても注目すべきかもしれません。
そもそも、携帯料金の値下げといえば菅総理が官房長官だった頃からの肝煎り案件でもあります。
その結果、昨年末にはNTTドコモが「ahamo」、ソフトバンクが「LINEMO」、auが「povo」など大手各社が新料金プランを発表したことで大きな話題となり、さらには携帯料金の見直しから波及して格安スマホ・格安SIMの再注目へと繋がったのです。
同社はMVNO（格安スマホ・格安SIM）の先駆者であり、前述の材料によって将来的な契約増および業績寄与が期待されるかもしれません。
本日は特段の動きこそ確認されていないものの、今後も競争促進や同様の話題から人気化が考えられるためチェックしておくと良いかもしれません。
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