グローバルダイニング(7625) 東京都を提訴でS高！？
つい先日21日(日)に、首都圏の1都3県を対象としていた緊急事態宣言の延長が解除されました。
解除翌日となった昨日22日(月)は、早速、東京・上野で朝まで飲み明かす人、路上で嘔吐する人、ナンパする人などが確認され、ツイッター上では様々な意見が飛び交っているようですね。
そんな緊急事態宣言の解除といえば飲食店の夜間営業ですが、今話題に挙がっているのがグローバルダイニング(7625)です。
本日は様々な思惑？期待？から株価を急騰させ、ストップ高で取引を終えました。
【7625】グローバルダイニング
グローバルダイニングは都内を中心に和・洋食のダイニングレストランを展開しています。
そして同社といえば、緊急事態宣言に伴う飲食店の時短営業が要請された当初からこれに応じない姿勢をとり、夜間営業を続けていました。
その間、東京都に対して「正式な理由がある」として答弁書を提出していましたが、先週18日(木)、東京都よりコロナ特措法の改正法に基づき時短”要請”ではなく時短”命令”が出されることに。
その結果、18日から緊急事態宣言が解除される21日までの4日間、ついに午後8時までの時短営業となりました。
そんなグローバルダイニングでしたが、今度は「時短命令は違憲・違法」として損害賠償求めて東京都を提訴しました。
ちなみに、訴訟の目的は「お金の問題ではない」との理由から、同社経営の26店舗×4日分の計算として損害賠償請求額は104円としている模様。
また、グローバルダイニングの長谷川耕造社長と弁護団は提訴後に記者会見し、東京都がグローバルダイニングを2つの意味で「狙い打ち」したことに対して違法性を訴えています。
1つは都内で2,000店舗以上が時短要請に応じてないにも関わらず、命令を出したのはグローバルダイニングの店舗であること。
もう1つは、グローバルダイニングが行政指導に応じない考えなどをネット上で発信したことを理由に同命令を出したことです。
長谷川社長は「営業の自由と表現の自由、それに法の下の平等に違反している」と述べています。
また、グローバルダイニングは裁判に対する共感を広げようと、裁判費用の支援を呼びかけクラウドファンディングを始めましたが、目標の1000万円を早くも達成しました。
この様子から考えると、本日、グローバルダイニング株がストップ高をつけた理由とは裁判を応援する買いということなのかもしれませんね。
そうなると、話題性が高まっている本日は一時的な人気を集めても、すぐに失速する可能性もあるかもしれません。
今後の株価動向だけでなく、どのような形で法廷で争われ、そしてどう決着するのか、様々な意味で要チェックですね。
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