宮越ホールディングス(6620) WIC構想の進捗状況について！
本日の日経平均は日銀の金融会合によって急変する一日でしたね。
寄り付きは会合を控えて前日比312円安の2万9904円で始まり、そのまま前場は様子見として3万円水準でもみ合いに。
そして午後になり「今後、指数の構成銘柄が最も多いTOPIXに連動するもののみ買い入れることとする」といった発表が広まると急落。
日経平均は400円近く値を下げ、安値2万9621円(前日比-595円)をつける場面も確認されました。
その後は切り返して300円近く値を戻す場面もありましたが、大引けにかけて再び売り優勢へと傾き、結局、終値は前日比424円安の2万9792円となりました。
TOPIX連動しか買われないなら、今後の日経平均への影響は限られてくるでしょうし、そういった不安や考えから売りを誘ったのでしょう。
ただ、日経平均は先週9日(火)より1,500円弱も上昇していました。
昨日は節目の3万円を再度回復したこともあり、売り場を探していた投資家にとってはこの発表が良いタイミングとなり少々過剰に下押しすることとなったのかもしれません。
今後、どのような展開を迎えるのか気になるところですね。
“今後が気になる”といえば、宮越ホールディングス(6620)です。
【6620】宮越ホールディングス
今週17日(水)に「宮越ホールディングス(6620) 某記事で株価急落！？」という記事にしましたが、その後の続きといった内容です。
昨日18日(木)の18時30分に、宮越ホールディングスは「中国・深圳プロジェクトの進捗状況について」を発表しました。
一部を抜粋しますと・・・
・当社は当局からの要請を踏まえ、今夏までに正式に開発手続きをスタートさせるための申請書を提出します。
・中国の現地当局からは本申請書を当社にすみやかに提出して欲しいとの要望が出されています。
・これは当社をＷＩＣの開発実施・運営主体と認め、開発許可を下ろすことを前提にしたものと判断しています。
・当局はＷＩＣ構想を福田区の行政上、最も優先順位が高い２０２１年の「重点
プロジェクト」に認定しました。
・手続きのスタートに必要な申請書の早期提出を求められていること、及び重点プロジェクトの指定を受けたこと等を総合的に勘案すると、当社としては本件プロジェクトが実現に向けて大きく踏み出したと判断しております。
・資金面では国内及び国外の大手金融機関と調達に向け交渉しており、自己資金なども含め十分な資金を調達できます。
・ＷＩＣにはすでに日本から多数の大手有力部品メーカーなどが参画の意向を表明。
改めて、先日の東洋経済オンラインによる記事に対する抗議の意味を込めた現状の報告ですね。
これを読むばかりでは改めて深センのWIC開発構想が期待できる内容でしょうが、強いていえば具体的な部分がないのが気がかりかもしれません。
もちろん、現時点では明かせないこともあるでしょうし単純な話ではないのでしょうが、やはり中国当局から認可を受けた、既に着工している等、決定的となるものが欲しいと思ってしまいますね。
今後、どのように話がまとまっていくのか、日経平均はもちろんですが宮越ホールディングスにも注目です。
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