双日(2768) 廃ペットボトルの次世代再生方式に注目！
本日は、引け後に確認された日経新聞より面白い記事が見つかりました。
こういったメディアの記事に注目することは珍しいことではありませんが、最近、何かと話題を呼んでいる”ある一件”にも関連した話として注目度は高いのではないでしょうか。
まず、関連する銘柄とは双日(2768)です。
【2768】双日
注目したのは「双日、廃ペットボトル再生で新工場 化学分解方式で先行」です。
記事によると、双日は資源リサイクル技術を手がける日本環境設計と組み、廃ペットボトルを化学的に分解して新品同様の原料に再生する工場を立ち上げるとのこと。
注目すべきは、分子レベルまで分解するため不純物を完全除去できる「ケミカルリサイクル」です。
現在主流の洗浄して成形し直す「マテリアルリサイクル」では不純物を完全には除去できず、再生の回数に限界があります。
しかし、ケミカルリサイクルであれば、理論上は何回でも再生できる次世代の再生方式であり、現在各地で研究開発が進んでいます。
ケミカルリサイクルの商用工場は世界的にも珍しい中、数十件の特許を持つ日本環境設計と組むことで双日にとって大きな商機となるかもしれません。
また最近では、レジ袋に続いてプラスチック製のスプーンやフォークなどの削減および有料化が大きな話題となっています。
そうした背景を考えても、廃ペットボトルの再生は注目を集めやすい話題となるかもしませんね。
余談ですが、日本環境設計といえば、2015年に映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の公開30周年を記念したイベントにて、劇中のゴミを燃料とする車「デロリアン」をイメージし、日本全国の消費者から集められた古着などを集めてバイオ燃料から車を走らせた企業でもあります。
あくまでイベント内の催し物として実演されたものではありますが、個人的に好きな映画をモチーフにした夢のある技術(？)に期待し、今後に注目してみると良いかもしれません。
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