澤藤電機(6901) タイムリーな保冷庫開発で株価急騰!
本日の日経平均は不安定な動きを見せる一日でした。
特に前引けから後場寄りにかけて300円近く急落しており、先週末に続いて本日も続落が頭を過ったほどです。
結局、終値は138円高の3万156円と反発の一日となりましたが、この水準では上値を重くしている印象ですね。
ただし、大きく崩れることなく高値圏をキープしていることから、調整後はさらなる上値追いも期待されます。
見方によっては面白い場面かもしれませんが、方向感が出るまでポジションは一時整理というのが無難な考え方なのかもしれません。
そんな気難しい全体相場と同じく、個別株も一部の銘柄のみが資金を集めている印象であり、全体的に手掛かり不足という雰囲気です。
強いて言えば、最近人気の仮想通貨絡みや定番の再生可能エネルギー辺りで多少の話題はあるものの、同じようなネタが続くのも個人的に面白くないので敢えてスルーし、今回は久しぶり(?)に新型コロナワクチンに関連したある銘柄の紹介です。
その銘柄とは、澤藤電機(6901)です。
【6901】澤藤電機
先週末19日(金)のnews zeroの速報にて「ファイザーが自社の新型コロナワクチンについて、-25℃から-15℃の一般的な医療用冷凍庫でも保管できるとする新たなデータをアメリカFDA=食品医薬品局に提出」が確認されました。
ファイザー製のワクチンといえば、これまで-80℃~-60℃の超低温冷凍庫での保管が必要とされており、輸送や保管の難しさが課題でした。
今回の変更が変更が認められれば、超低温の保冷庫でなくとも保管が可能となり、より柔軟なワクチン供給が可能になるかもしれません。
【速報 ファイザーワクチン保管 -15℃もOKに】#ファイザー は自社の#新型コロナ #ワクチン について
-25℃から-15℃の
一般的な医療用冷凍庫でも
保管できるとする新たなデータを
アメリカFDA=食品医薬品局に提出認められれば
「超低温」冷凍庫でなくても
保管できることになります#newszero pic.twitter.com/KMeIpDBAV4— news zero (@ntvnewszero) February 19, 2021
“超低温”保冷庫については、過去にも市場で注目されツインバード工業(6897)などが株価を急騰させましたが、前述の速報によって一般的な医療用冷凍庫が注目されるといった流れですね。
澤藤電機については、ちょうど19日に『バイオ医薬品やワクチン等の輸送用「定温輸送保冷庫」を開発』を発表しています。
-20℃連続運転、省電力、ポータブル型を実現した「定温輸送保冷庫」であり、バイオ医薬品やワクチン、再生医療細胞等を安定輸送することができるとし、協業相手のエスペックより4月から発売を開始するとのこと。
同社の場合、急騰前は時価総額が90億円程度でしたから、小型株として短期資金を集め株価を急騰させたのでしょう。
今の時点ではFDAの判断待ちとなりますが、認められればさらに同社が物色されるかもしれません。
国内のワクチン接種はこれからですし、同テーマの一つとしてチェックしておくのも良いかもしれませんね。
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