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映画「鬼滅の刃 無限列車編」韓国でも大ヒット!?

映画「鬼滅の刃 無限列車編」韓国でも大ヒット!?

人気継続中の「鬼滅の刃 無限列車編」!

昨年10月16日より公開が開始され、大ヒットとなった映画といえば、劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」ですね。

公開11週目(~12月27日)にして、歴代興行収入ランキング1位だった「千と千尋の神隠し」の316.8億円を更新する324.7億円を達成。

その後、興行収入の発表を控えていましたが、最新の情報では観客動員数は2667万人を突破し、その興行収入は365.5億円となったようです。

公開当初と比べてペースは落ち着いているものの、現在も一週間当たり4億円ペースで伸ばし続けている模様です。

尚、映画製作者連盟の発表によると、2020年の年間総興行収入は前年比マイナス45%の1433億円でした。

大幅減の理由は、新型コロナの影響から映画館が営業自粛を余儀なくされ、客足が遠退いたことが原因とのこと。

海外の人気作品の延期も複数ありましたし、やはり映画業界にとって非常に厳しい一年となったのでしょう。

同時に、そんな苦境の中、わずか2ヶ月半程度で興行収入歴代1位達成とは、改めて鬼滅の刃の凄さを思い知らされます。

最近の映画に関する話題といえば、お笑いコンビのキングコング西野氏による「えんとつ町のプペル」が色んな意味で話題ですね。

これまでにも「美術館建設」を理由にした上から目線の寄付(後に謝罪)や、宗教っぽいオンラインサロン会員らのマルチ商法など、悪評が聞かれる西野氏の作品だからこその話題といえますが、良くも悪くも世間のそういった反応が「えんとつ町のプペル」の知名度を上げてヒットに繋がったのかもしれませんし、結果オーライといえるのかもしれませんが…。

少々話が脱線しましたが、今回は大ヒット作「鬼滅の刃 無限列車編」に関するお話です。

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いよいよ韓国でも「鬼滅の刃 無限列車編」が公開!

「鬼滅の刃 無限列車編」ですが、当初、韓国で昨年12月に上映が予定されていましたが、新型コロナの影響によって延期が決定。

そして先週27日に公開が開始されましたが、気になる反応は上々で、初日は6万6千人余りの観客を動員し1位を記録。

ソーシャルディスタンスを確保するため、上映館内では一席ずつ空席を置くことや、21時営業終了を守らなければいけない韓国劇場業界の事情を考慮すると、初動はかなりの好成績でしょう。

尚、週末29~31日は、ディズニー映画「ソウルフル・ワールド」が約27万6000人を動員し1位となりましたが、鬼滅は約10万2000人の2位となった模様。

また、上映2週目の2月3日からは最多上映枠を保有するCGVをはじめ、ロッテシネマやシネQなどへと上映館が大幅に拡大されるそうなので、今後は日本と同じく話題性から火が付きさらに加速するかもしれません。

「韓国」そして「鬼滅の刃」といえば、主人公の炭治郎の耳飾りが旭日旗に似てることから、過去のテレビ放映ではモザイクが施され、劇場版ではデザインが変更されるなど、様々な意見が聞かれました。

また、韓国では反日支持派による日本製品の不買運動などもありますし、そもそも鬼滅の刃の舞台である大正時代とは日本が朝鮮半島を統治していた時代ですし、よくよく考えると苦戦を強いられる土壌なのかもしれません。

逆にいえば、そんな中で好スタートを切ったとなれば、今後は若者を中心にしたさらなるヒットも考えてしまいますし、そうなると久しぶりに鬼滅の刃関連が注目されるかもしれません。

ただし、特に強い反応を見せて株価を急騰させた従来の鬼滅関連といえば、ジーンズメイト(7448)、エディア(3935)、エスケイジャパン(7608)、シーズメン(3083)など、国内でグッズ展開をするものが多いです。

韓国でのヒットがキッカケとする鬼滅人気を考えるなら、今後は新たな銘柄が誕生するかもしれません。

今の時点で先取りを狙うのは気が早いかもしれませんが、ひとまず無難なところを狙うなら東宝(9602)が最も王道でしょう。

【9602】東宝

先月12日に発表した直近の決算(21年2月期第3四半期)では好業績が確認され、今期の上方修正も発表しています。

さらにその理由として、鬼滅の刃のヒットを挙げています。

主力の映画事業において「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が記録的なヒットとなり第3四半期累計期間の業績に寄与したことに加え、なお興行成績を伸ばし続けていること等から、営業収入、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表の予想を大幅に上回る見込みとなりました。

日本でも息の長い人気タイトルとなっているのは勿論、韓国でのヒットも加われば通期のさらなる上ブレという可能性もあるかもしれません。

個人的には現状のヒットだけでなく、思惑や期待止まりとなっている続編の発表なども欲しいところですが、それは追々といったところでしょうか。

東宝クラスとなれば、従来の小型株とは違い簡単にストップ高をつける事はないでしょうが、それでも映画のヒットから考える直球の鬼滅関連といえば真っ先に考える一社でしょう。

今後のさらなるヒットとともに、株価動向も要注目です。

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