あの”穴株”に動きが!?日経新聞より「ペロブスカイト」に注目!
今、旬のテーマといえば、すっかりお馴染みとなった再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)ですね。
一口に「再生可能エネルギー」と言っても様々で、例えばEV(電気自動車)、太陽光発電、水素など、二酸化炭素の排出削減を目的とする環境問題に配慮した国策テーマとなります。
一時期と比べれば物色の波はやや落ち着きを見せているものの、それでも他テーマと比べて安定した人気を集めているのではないでしょうか。
そんな同テーマですが、昨日、日経新聞より『次世代太陽電池「ペロブスカイト」、脱炭素へ期待』といった記事が公開されました。
次世代の太陽電池として注目されている「ペロブスカイト太陽電池(PSC)」は低コストで小型化、さらに折り曲げることも可能であり、エネルギー変換効率の向上が進んでいるといったもの。
調査会社の富士経済が3月に公表した調査報告によると、PSCなど次世代太陽電池の世界市場は19年には6億円にとどまるが、30年には4563億円になると予想しています。
ただし、課題として大型になると不純物が混入する、溶液を均一に塗れない、ほかにも耐久性の問題も残しており、開発に本気で取り組む企業はまだ少ないため産学の連携が重要といった内容です。
この記事によって刺激されたのか、本日はペロブスカイトに関連した”ある小型株”が物色されています。
その銘柄とは、フジプレアム(4237)です。
【4237】フジプレアム
フジプレアム(4237)は精密貼合技術を活用した薄型テレビ用光学フィルター等を製造・販売しており、超薄型の太陽電池も手掛けています。
ペロブスカイト太陽電池は、インク状にした原料溶液を基板に塗るだけで、低コストで高性能な太陽電池が作製できるため、次世代太陽電池の最有力候補とされています。
最近の研究で表面構造(表面終端)によって太陽電池の性能や耐久性が左右されることが明らかになり、表面終端を制御する表面処理法のニーズが高まっているとの話も。
本研究の成果がペロブスカイト太陽電池の表面処理の評価法として開発研究に広く利用されることで、さらなる高効率化と耐久性の向上が期待されるそうです。
過去にもフジプレアムは、京都大学のペロブスカイト太陽電池開発プログラムで電池材料を固定・封止する技術を提供したことで人気を集めました。
今後もペロブスカイト単体の話題だけでなく、再生可能江ネルギー関連などが物色された際に、人気を集めるかもしれません。
ただし、本日も朝方に人気を集めて以降は利益確定売りに押される展開が続いており、本格的な急騰や大相場には至っておりません。
逆にいえば本格的に物色された際は大化けが期待できるかもしれませんが、まずは短期的な物色に留めてチェックする程度に留めた方が良いかもしれませんね。
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