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不二硝子(5212) ワクチン用注射器の需要増思惑で急騰!

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本日は朝から厳しい相場模様の一日ですね。

日経平均やTOPIX、マザーズ指数などを見ると極端に大きな下げ幅が確認されたわけではありませんが、寄り付きから安く始まり、その後も値を下げ続ける展開は多くの投資家を不安にさせていることでしょう。

個別株に目を向けると、一部の銘柄こそ人気を集めているものの、やはり幅広い銘柄で売りが目立つ様相ですね。

そんな厳しい地合いの中、個人的に注目したのが不二硝子(5212)です。

朝から値を飛ばし、ストップ高で本日の取引をスタートさせました。

【5212】不二硝子

昨日21日(水)、米国のアザー厚生長官がCDC(疾病対策センター)で記者会見を開き、米国内では新型コロナウイルスのワクチンが年内に一部で導入され、国民全員には来年3月末から4月初めに行き渡るとの見通しを強調しました。

アザー氏は、米ファイザー、モデルナなど複数のメーカーが開発するワクチンが臨床試験の最終段階に進んでいると例示。

食品医薬品局(FDA)が「年内に(いずれかの緊急使用などを)許可できる」と説明しています。

これにより、ワクチン投与に使用するために注射器や、注射剤を入れるためのアンプルやバイアルの需要が高まるとの見方から、医療用ガラス専業の同社が物色。

軟調な地合いの中で逆行高し、ストップ高をつけました。

不二硝子といえば、今週19日(月)にもユニセフ(国連児童基金)が将来的に新型コロナウイルスのワクチン投与に使用するため、年末までに注射器5億2000万本、そして2021年末までに全世界で10億本を備蓄すると発表し株価を急騰させたばかりです。

この人気も冷めないまま、今回の新たな期待材料が確認されたことで、本日も朝から大人気となったのでしょうね。

ただし、そんな急騰も長くは続かず、ジリジリと値を下げる展開に。

現在もプラス圏での推移を続けていますが、やはり地合いの影響による物か利益確定売りを急ぐ投資家は多いようです。

明日以降、どのような値動きを見せるかわかりませんが、新型コロナウイルスのワクチンは今後も話題に挙がる機会は多いでしょうし、チェックしておく価値はありそうですね。

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