カーブス(7085) 上場直後に全店休業＆返金で本日Ｓ安！

カーブス(7085) 上場直後に全店休業＆返金で本日Ｓ安！

また本日の日本市場は大荒れの厳しい相場模様となっていますね。

東証1部の全業種が全面安となり、日経平均は前日比700円超の2万610円まで値を下げる場面も確認されています。

また、様々な個別株に目を通しても安値を更新する銘柄が続々と確認されており、最近の一旦の底打ち感から大ケガを負った方もいるかもしれません。

もっとも、米国市場は日本以上に激動続きですから、一段と厳しい状況かもしれませんね。

NYダウは連日1000ドルの上げ下げを繰り返し、過去最大の上げ幅、過去最大の下げ幅まで確認されています。

投資家は日本以上に難しい運用を強いられていそうですね。

さて、そんな一日ですが個人的に気になっている銘柄があります。

それは、カーブスホールディングス(7085)です。

カーブスホールディングスは今月2日に東証1部へ上場したばかりの直近IPO銘柄であり、女性向けフィットネスクラブの「カーブス」を運営しています。

連日の悪地合いの中、公開価格750円に対して初値は670円、そして初日の終値は680円で取引を終えたのですが問題はその翌日以降です。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府は不特定多数が接触する恐れが高いスポーツクラブの利用を避けるよう求めました。

同社も同じく、上場翌日の3日には3月8日から3月15日まで全店舗の休業とともに、休業期間に応じた会費は返金すると発表。

その結果、株価は大きく値を下げ、本日はストップ安の597円で取引を終えています。

【7085】カーブスホールディングス

会社側に不手際があったわけではなく、たまたまタイミングの悪い上場となってしまったのです。

新型コロナウイルスが長引けば退会する人は増えてくる可能性が考えられますし、同様に新規会員も減少する恐れがあるでしょう。

また最悪のケースを考えると、新型コロナウイルスが一旦の沈静化を見せても再び感染者が急増したり、また別のウイルスによる感染が確認されたら同様に休業を余儀なくされる可能性も0とはいえません。

これまで店舗数とともに会員数も増やし、売上高も右肩上がりに上昇させてきたのに悪い意味で印象的な上場となってしまったのです。

決して会社側に何らかの不祥事や落ち度があるわけではなく、個人的には中・長期目線なら株価を戻してくる可能性は高いと見ていますがどうなるでしょうか。

今後、新型コロナウイルスによる影響は様々な企業から確認されるでしょうが、同社を含めて注意深く確認していきたいと思います。

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