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新型コロナ治療薬 富士フイルムの「アビガン」が有望視!?

新型コロナ治療薬 富士フイルムの「アビガン」が有望視!?

新型コロナ治療薬として期待集める「アビガン」とは?

連日、猛威を振るう新型コロナウイルスですが、現在、世界中で治療薬の開発が進められています。

そして、現時点で最も期待されているのは、アメリカの新薬「レムデシビル」と日本の「アビガン」です。

アビガンは富士フイルムHD(4901)傘下の富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザ治療薬であり、もともとはインフルエンザ等を対象とした抗ウイルス剤です。

米国でもバイオテロ対策の薬剤としてアビガンが指定され助成金が出るなど、抗ウイルス剤としてのポテンシャルは高く評価されています。

ただし、アビガンには副作用等の問題もあったため薬価収載して販売されることはなく、緊急時に他の薬が効かないときの抗ウイルス剤として日本政府によって約200万人分が備蓄されています。

2月22日には加藤勝信厚生労働相が新型コロナウイルスの感染者に投与を検討する考えを明らかに。

また、2月25日には新型コロナウイルスによる肺炎の治療薬として、政府の要請を受けて増産を検討していることも明らかとなりました。

さらに韓国も日本からアビガンの輸入を検討していることが明らかになったりと、世界中から注目を集めています。

アビガン 中国での臨床効果は良好で副作用は見られず!?

そんな期待のアビガンですが、中国科学技術省生物センター所長は新型コロナウイルスに対し、アビガンを含む3つの新薬を用いて臨床試験を行っていると話しました。

また、投与開始に顕著な効果があり、目立った副作用はないとし、さらに投与開始から3、4日目で薬物治療群のウイルス核酸転移率は対照群よりも高かったと述べています。

他にも中国の「科技日報」社は、アビガンには副作用がなく患者の回復が良好であると報告。

特に発熱患者に解熱効果があり、薬を服用してから2日以内に約72%解熱、3日以内に肺の画像から38%改善、6日目には70%改善が見られたとしています。

あくまで臨床段階ですが、このように日本のアビガンは良好な効果報告が聞かれますね。

日本国内はもちろん、世界で認められ多くの人の命を救う新薬となってほしいものです。

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