海外情勢に左右されない内需系テーマ株
2018年末の株式市場は波乱含みの展開となっていますが、その根底には「米中貿易戦争」や「世界景気の減速懸念」の影響が大きいですね。そういった外的要因の影響が大きく、東京株式市場も大きく株価を乱高下させている印象です。
やはりそういう時は資金の逃げ場としても注目されるのが「内需系」のテーマ株。海外株式の動向や為替などに大きく左右されずらい為、個人投資家は中小型材料株で目ざとく回転を利かしている傾向にあります。
海外株式や為替に影響を受けず、且つ業績が好調な内需系セクターとして注目を集めるのが「人材派遣業界」。厚生労働省が11月末に発表した10月の求人倍率は1.62倍と、依然として「売り手市場」が続いている印象です。
その一方で、求人需要は高くても、職種や年齢などで条件が合わないミスマッチも指摘されているのが現状です。「ミスマッチ失業」は現在3%程度に留まっているそうですが、滞在する労働力をいかに発掘して行くかが今後の焦点となりそうです。
特に近年注目を集めるのが、自動車製造分野やIT系分野などにおける「技術者不足」。技術者覇権を主力に展開している企業は、今後更に需要ニーズが高まりそうです。
スイング注目株・人材派遣関連銘柄
- 【2136】ヒップ
- 【2163】アルトナー
- 【2146】UTグループ
- 【2375】スリープグループ
- 【2458】夢テクノロジー
- 【2479】ジェイテック
- 【4641】アルプス技研
- 【6028】テクノプロHD
- 【6199】セラク
この中でも、スイングトレード向き銘柄として注目したいのが【2479】ジェイテック。
スイング注目株【2479】ジェイテック
時価総額:2,366百万円
年初来高値:454円(18/10/24)
年初来安値:185円(18/02/15)
同社は自動車メーカーやIT系企業へテクノロジスト(技術者)を中心に人材派遣を展開している企業で、特に技術者の育成やスキルアップに注力している企業です。
近年の人材不足や企業側の技術者不足を補う形で需要ニーズに応えている企業ですね。ジェイテックが抱えるテクノロジスト(技術者)数は400名を超えており、主な派遣先には本田技研研究所・ヤマハ発動機・LIXIL・パナソニックホームアプライアンス・富士通テンなど、幅広い業種の優良企業と取引している点でも強みがあります。
昔、武田信玄が「人は城、人は石垣、人は堀」と「人の力」の大切さを説いた名言がありますが、人材育成に投資を行える企業は大きく成長する事が多いので期待出来そうです。時価総額が小さく、値動きが軽いのもスイング向き銘柄としての推しポイントですね。
また外国人就労拡大の流れは、2019年以降に人材ビジネスの業界地図に大きな変革をもたらす可能性が有ります。その辺りに関しては、また別記事でまとめたいと思いますが、2019年は「人材派遣関連株」に大きな注目が集まりそうですね。
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