院内クラスターに警戒！院内感染対策関連銘柄に注目！
一向に衰えを見せない新型コロナウイルス感染ですが、ここにきて「院内感染」が注視され初めています。
新型コロナ感染者を診療する病院では、以前から満床の恐れや医療従事者の退職などが話題となりましたが、最近では院内が感染経路となり、さらに「クラスター化」まで危惧されているようです。
例えば、岩手県盛岡市は今月12日、新たに43人の感染が確認されたと発表し、その内41人が鶯宿温泉病院関連と発表。
前日の11日には、1日当たりの新規感染者数が過去最多の22人を発表し、その内、21人が同じ病院で働く医療従事者として警戒されていましたが、早くもこれを更新する残念な結果が判明しています。
これを受けて県は、院内感染によるクラスターが発生したと認定し、記者会見を開くこととなりました。
新型コロナに関連するニュースはすっかりお馴染みとなり、日々、感染者数などが発表されていますが、治療を受けるための病院てせ感染者が拡大しているのは怖い話ですね。
こうした話題から、本日は院内感染に関連した一部の銘柄が物色されているようです。
【3799】キーウェア
キーウェアはインフラ関連が主体の総合基幹業務システムを手掛けており、システム開発・構築、運用保守などを展開しています。
注目は同社の院内感染監視システム(Medlas-SHIPL)です。
Medlas-SHIPLは国内初の院内感染の早期発見・早期対応を実現し、アウトブレイクを未然に防ぐ院内感染監視システムであり、細菌検査データを取り込み、科学的根拠に基づいた解析法により院内感染の疑いのある菌を自動的に検知し、さらに2次元カラーコードキャリアマップにより菌の拡散状況を把握でき、院内感染の早期発見・早期対策に役立ちます。
すでに群馬県高崎市にある日高病院(病床259床)では同システムを導入しており、「院内感染対策」といえば同社はわかりやすい一社となりますね。
【7775】大研医器
真空吸引器など病院感染防止や麻酔関連が主力である医療機器メーカーの大研医器(7775)は、手術室などで派生する”排液”用に医療用吸引機「フィットフィックス」を開発しています。
こうした排液は、以前はガラスびんに集められ、汚物室の洗面台に流されていたが、びんをうっかり割ってしまうなどで院内感染リスクが高い作業です。
同製品は、凝固剤一体型の密閉方式で、吸引終了後にフタを開けることなく指一本で排液を凝固し、そのまま焼却処分できるのが特徴で、現在では同分野のトップシェア商品となっています。
【4651】サニックス
最後は複合的な妙味も考えてのサニックスです。
サニックスは、創業は白アリ防除ですが、今の主力は太陽光発電機器の販売・施工、売電ですが、感染症発生時の消毒・汚染除去業務や感染性廃棄物の適切な処理など院内感染予防事業も手掛けています。
最近、市場で人気のテーマ「クリーンエネルギー」としての期待もありますし、二重の意味で面白い一社となるかもしれません。
院内感染対策関連のまとめ
院内感染予防はマスクや防護服、消毒液など、新型コロナ対策でお馴染みとなった関連銘柄も重複しますが、イメージとして「院内感染対策」も新たな関連として加わった印象かもしれません。
望ましい事態ではありませんが、今以上に院内感染が悪化または話題となれば物色が進むと思われますし、念のため抑えておくと良いかもしれませんね。
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