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環境認識・テクニカル分析(チャート分析)には欠かせないダウ理論とは?

私がスイングトレードする上で、欠かすことの出来ないトレード手法をいくつかご紹介します。ここに書かれていることを愚直に、他の手法には脇目も振らず1年、2年続けてみてください。(他の方法でも構いませんが使う手法は1つか2つに絞ることを薦めます。)

何かスポーツや語学、楽器を習得された方なら、基礎を叩き込むことがどれだけ大事なことか分かると思いますが、スイングトレードも例外ではありません。何度も何度も同じトレードを繰り返すことで、スキルが身に付き、やがて、あなただけの必勝法(聖杯)になっていくんだと思います。私もそう信じて日々トレードしています。

それでは相場の基礎中の基礎からいってみましょう!

ダウ理論(環境認識)

チャールズ・ダウ,ダウ理論
19世紀後半にアメリカで活躍した金融ジャーナリスト「 チャールズ・ダウ」が考案したチャート理論です。ウォール・ストリート・ジャーナルを創刊したり、 1896年には、ダウ・ジョーンズ工業株平均株価(NYダウ)を開発者として有名で、彼が考案したダウ理論は100年以上前からチャート分析の原理・原則として世界中の投資家が相場の環境を認識するために利用されています。

株式投資だけでなく、FX・先物・商品・CFD・債券など、全ての相場取引に応用でき、テクニカル分析を語る上では、欠かすことのできない理論です。トレンドフォロー系のインジケーター(ボリンジャーバンド・一目均衡表・指数平滑移動平均など)の多くがダウ理論を応用したものとされています。

ダウ理論の詳しい説明については、wikiもありますし、証券会社でも取り上げられていますので省きますが、私がダウ理論の中でとくに重要だと思うことをピックアップしてみました。

ダウ理論①─  相場のトレンドは3つの局面からなる

ダウ理論1

相場のトレンドには3つのフェーズがあり、①一部の投資家の買い集め時期、②一般投資家の総参加期、③一部投資家の売り抜け時期に分けられトレンドを形成しているといわれています。

一部の投資家とは、日本国内外の機関投資家・ファンドを含めた、法人・個人投資家を指しています。簡単に言えばプロのこと。

時価総額が小さな小型株を機関投資家が積極的に売買することは考えられませんが、投資顧問会社や仕手筋が買い集め相場を牽引することが多いようです。

①の一部の投資家の買い集め時期にあたる初動段階ではゆったりと動き始めます。やがてトレンドが発生し、一般投資家が市場全体がトレンドが変わったことに気付きはじめると、買いが買いを呼び、②の加速期に入ります。そして①で買い集めた一部の投資家達が売り抜ける③一部投資家の売り抜け時期になり、トレンドの終焉を迎えます。

相場はこの3つのフェーズを繰り返していると言われています。

Point
相場がいまどのフェーズにあるのかを見極めることで、株価が上がりやすいか、下がりやすいかを判断できるようになります。もちろん100%方向感を予測することはできませんが、ダウ理論を抑えておくと、トレンド相場の勝率は格段にUPするはずです。株価が上がりきったところで「高値掴み」してしまったり、明らかな下降トレンドが発生しているにも関わらず、「塩漬け」してしまったりという経験が多い方は、ダウ理論を意識したトレードをオススメします。

機関投資家…顧客から拠出された資金を運用・管理する法人投資家の総称。一般に機関投資家と呼ばれるのは、「投資顧問会社」、「生命保険会社」、「損害保険会社」、「信託銀行」、「投資信託会社」、「年金基金」などです。アベノミクス相場でよく聞くようになった、日銀介入だの、買い支えだの言われる「7頭のくじら」と称される、日銀・ゆうちょ・かんぽ・年金・共済などもこの類になります。

ダウ理論② ─  相場には3つの波がある

ダウ理論の考え方で、値動きはトレンドによって支配されているというものがあります。彼はそのトレンドを3つの波に分けました。

  • 1年から数年続く「長期メイントレンド」
  • 数週間から数ヶ月程度の「中期トレンド」
  • 1時間から1ヵ月程度の「短期トレンド」

短期トレンドは、中期トレンドの調整波で、中期トレンドは長期メイントレンドの調整波という考え方をしています。

次のチャートは、日経平均株価の週足チャートです。
Dow2
2012年10月~2015年9月までの約3年間を表示しています。

2012年12月26日に発足した安倍政権下で行われた「アベノミクス政策(経済、財政、金融のミックス政策)」の影響で、実に3年間に渡って「長期トレンド」を形成しているのが分かります。上昇→調整→上昇→調整を繰り返していますね。

次のチャートは、上の週足チャートのオレンジ色で囲った部分を拡大したものです。大きな波の中に、中規模の波「中期トレンド」が発生しているのが分かります。
Dow3
2015年1月~2015年9月までの約9か月間を表示しています

日足チャートを見ると、「中期トレンド」の中にさらに小さな波「短期トレンド」が発生しているのが分かります。このように、トレンドを3つの波に分けて相場を見ることで、今、相場がどのようなフェーズにあるのかをおおまかに把握することができます。

ダウ理論③ ─ トレンドは転換シグナル発生まで続く

私がもっともダウ理論で実践的だと思うポイントが、このトレンド転換のサインについてです。

タイトルにもあるように、トレンドは基本的に「トレンドは転換シグナル発生まで続く」というのが基本的な考えになります。
chart

  • 上昇トレンド継続サイン…前回の高値を更新して、安値を切り上げている。
  • 下降トレンド継続サイン…前回の安値を更新して、高値を切り下げている。
  • トレンド転換サイン……前回の高値(安値)を更新せず、安値(高値)を切り下げている。

トレンドが転換する時によく出現するチャートパターンに、「三尊」「ヘッドアンドショルダー」、「ダブルボトム(ダブルトップ)」と呼ばれるチャート形状がありますが、まさにダウ理論に当て嵌まるチャートパターンといえます。
chart2
図のように綺麗な波形にならないことの方も多いですが、チャートにこうした転換サインが現れると、多くの投資家がトレンド転換するかも?と、買い控えたり、反対売買に転じたりするため、トレンドの流れが変わり易くなると言われています。実際にトレードしていると多くの場面で、こうしたサイン通りの動きが見られます。

次のページでは、このダウ理論を利用した実践テクニックを紹介したいと思います。

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ファーストリッチ投資顧問

元証券取引所委員・元日興証券の鳥丸好一さん率いる精鋭が運営する株情報サイトです。鳥丸好一さんは、証券業界歴30年というツワモノで、現役を引退した後も積極的に株式相場の最前線で活躍されている方で、その情報網は業界随一のようです。口コミサイトなどで調べてみたところ、”ここの情報は他と全然違う”と、個人投資家さんの間でも話題になっていました。

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